フルマラソン完走を目標に松本の初心者教室で学ぶ

ランニングブームが続く中、「フルマラソン完走」を目標にした初心者向けのランニングセミナーが、松本市で1月から行われている。10月まで月1回、さまざまなトレーニングや筋力強化、体のケアなどを学ぶという内容。教室をのぞいてみた。
講師は、ランニングインストラクターなどの資格を持つ長崎将利さん(27、塩尻市広丘高出)。参加するのは全くの初心者や過去に大会でリタイアした人、完走の経験はあるが正しい練習や知識を学びたい人など、20~70代の男女15人だ。
その1人、鈴木紗織さん(40、安曇野市豊科)は、初のフルマラソン出場に向けて、夫の伸也さん(43)と練習に励んでいる。
もともと走ることに全く興味がなかった紗織さんが参加したきっかけは、昨年の松本マラソン。趣味のエアロビクスの仲間と一緒に、ランナーをチアダンスで応援した。
その時は「自分が走るなんて絶対無理」と思ったが、「40歳の節目に、今までやってなかったことに挑戦してみたい」と考えていたところだった。さらに「初心者でも今から始めれば来年の大会に間に合う」と、このセミナーを紹介されたことが後押しになって一念発起。松本マラソンへの出場を決めた。

1、2月は、室内でストレッチや筋力トレーニングを実践。解剖学や走るための体づくりも学んだ。
3月からは屋外でランニングを始め、まずはそれぞれのペースで5キロ走った。長崎さんが各自の走りを前後、左右からタブレットで撮影し、その場で癖や姿勢などを確認。足りない筋力や柔軟性を高めるためのストレッチやエクササイズなどを個々に指導した。
撮影された走りを見た紗織さんは、「自分では前傾で走っているイメージだったけど、実際は全然違っていてびっくり。映像で見ると、自分の感覚とのずれがよく分かった」と納得。
5キロ走では「みんなの目が届かないところでちょっと歩いた」と言う紗織さんだが、4月の長い距離をゆっくり走るLSD(ロング・スロー・ディスタンス)の練習では、仲間と共に90~100分かけて約12キロを歩かずに走り切った。「初めてこんなに長く走れた」と笑顔を見せた。
セミナーでは今後も長い距離に挑戦したり、スピードを意識したりとさまざまなメニューに取り組む。
長崎さんは「全体練習は月1回なので、各自で行う日々のトレーニングや体のケアなどの自己管理がとても大切。ポイントや練習メニューを適宜メールで伝えるほか、意識付けなどのメンタル面のサポートも行い、各自の目標達成につなげたい」と話した。

松本マラソンがある9月まで、セミナーで指導したポイントなどを「いきいき塾」で随時掲載します。次回は29日の予定。
(上條香代)

投稿者: mgpress