福島からのピアノで演奏会 18日観音寺 被災犬里親の縁

松本市和田の観音寺は18日、東日本大震災後に福島県の持ち主から贈られたピアノによるチャリティーコンサートを同寺で開く。同県大熊町で被災し、行き場がなくなった犬ジョンの里親になったのが縁で同寺に来たピアノ。会場で募金し、被災犬や保護犬の里親を探す活動などをする団体「ゆめまるHAPPY隊」に贈る。
大熊町は、2011年の東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域に。観音寺の住職・笠原正俊さん(73)と妻のかおるさん(68)は、飼い犬のうちの1匹を亡くした時期でもあり、ボランティアを通じてジョン(シェットランドシープドッグ、19歳)の里親になった。
ピアノは、かおるさんが弾くと知ったジョンの飼い主から、「知らない人に差し上げるより、こちらに」と寄贈の申し出があり、受けることに。2週間にわたる除染作業、調律、調整を経て、14年に観音寺に届いた。
コンサートは今回で5回目。歌とハーモニカ演奏の「夢ハーモニーつどい」、「童謡をうたう会」など地域の団体が出演する。「芝沢おはなしの会」は「だんごどっこいしょ」などを披露する。和田保育園年長組の発表もある。
チェロの嘉納雅彦さん、ピアノのはざまゆかさん、ソプラノの丸山多恵さんらは、クラシックからポピュラーまで、会場の雰囲気に合わせて演奏する。
「低音がものすごく響くなど、本当に良い音。今までのピアノと全然違う」とかおるさん。正俊さんは「演奏者が近く、聴衆と一帯になれるコンサート」と話す。
午後1時半~3時半。入場無料。募金箱を置く。観音寺℡47・8705
(八代けい子)

投稿者: mgpress