【ガンズレポート】育成年代も今季開幕 U-18・Uー15山﨑ダイレクターに展望聞く

U-18(高校年代)、U-15(中学年代)ともリーグ戦が開幕し、山雅の育成各年代の今季の戦いが始まった。両年代の立ち位置や目標を、育成組織を統括する山﨑武・ユースアカデミーダイレクター(52)に聞いた。
U-18は昨季、県リーグ(L)1部を12勝1分け1敗の圧倒的な強さで2連覇したが、前年と同じく北信越プリンスL参入戦で敗れ、昇格を逃した。
東西二つの全国リーグを頂点とする同年代で、県リーグで足踏みを続ける現状は大きな課題。山﨑ダイレクターは「本当に強いチームになるために『あと一歩』を打ち破る力が必要」とする。
昨年、ナショナルトレセンで指導歴があり16年は東ティモールU-21、U-19代表を率いた山崎茂雄監督(54)が就任。主力の1stチームは今季もリーグ3節まで全勝しており、新潟や富山のJ育成チームや星稜(石川)、富山第一などの強豪高校が競う北信越への昇格が、待ったなしで求められる。
山﨑ダイレクターは「監督は具体的な『世界基準』を知っており、そこに至る方法論を現場に落とし込んでいる。選手たちのプレーも洗練されてきた」と期待する。

U-15は昨季、県Lから昇格した北信越L2部で8チーム中6位。県Lとの入れ替え戦に回ったが、勝って残留を果たした。日本クラブユース選手権(8月)にも北信越予選4位で初出場した。
今季は、昨年まで長野パルセイロU-15を5年間指導した渡邊卓監督(46)が就任。1stチームは北信越1部、県L1部で戦う控えの2ndチームは北信越2部への昇格を目指す。
山﨑ダイレクターは「より高い環境に身を置き、クラブや地域のレベルを引き上げてほしい」と期待する。

育成の各年代に共通し、山﨑ダイレクターは「これからはコミュニケーションスキルや思考法も武器としていく必要がある」と説く。
技術や体力の向上は当然だが、力の差がある他のJクラブ育成チームと渡り合うにはそれだけでは足りず、「物事の捉え方や状況を好転させる発想、それを仲間に論理的に伝えるすべなども鍛えなくては。それはピッチ外や社会に出てからも求められる力」とする。
普段から選手らに問い掛けて「考えさせる指導」を徹底すると同時に、講師による継続的な研修会なども企画したいと言う。
(長岩将弘)


投稿者: mgpress