はじめまして。コラムを担当させていただく新美妙美と申します。よろしくお願いします。初回なので少し自己紹介を…。
私は小児科医として、現在は主に発達障がい、不登校などのお子さんを担当しています。
この4月に信州大学医学部に「子どものこころの発達医学教室」という部署が発足しました。近年注目が集まっているいわゆる「発達障がい」の方の支援体制を充実するために、長野県の委託事業として発達障がい専門医の育成と、教育・福祉・保健・労働等の分野とも連携して支援ネットワークの構築を目指していく部署です。私もこちらで働き始めました。
家庭の方は夫と3歳の娘が1人。ちょっぴり気難しい娘が、保育園へ元気に登園してくれるか毎朝ドキドキひやひやしています。
「発達障がい」は最近よく聞くけどどんなものなんだろう?一見普通に見えるけど特別なことなの?子どもが診断を受けたけどこの先どうやって育てていけばいいんだろう?皆さんいろんな印象を持たれているのではないでしょうか。
このコラムでは発達障がいを中心に、子どもが育っていく過程のさまざまな話題を皆さまと共有できればと思います。といっても仰々しい話ではなく、子どもは一人一人さまざまな個性、能力を持って生まれてきて、さまざまな環境・経験の中で育っていく。そのさまざまな個性と能力に合った生き方、関わり方をすることでその子らしさを輝かせて育っていけるようにサポートしたい…。そんな思いを込めてコラムのタイトルにしました。
発達障がい関連の本はちまたにあふれていますが、ここでは私が大好きな「なないろの個性の子どもたち」の独特な行動の理由、関わり方のポイント、彼らの魅力の生かし方などをお伝えできたらと思っています。
【なないろキッズ】 #1 「発達障がい」ってなに?
- 2018/04/24
- 小児科医・新美妙美のなないろキッズ