入場者増へ イベントに工夫 積極的に楽しさ発信

ホーム戦の楽しみの一つは多彩なイベント。今季、クラブはサポーターに積極的・能動的に「楽しいアルウィンづくり」に関わってもらおうと、「レッツ・アルウィン」というテーマを掲げた。J1だった2015年の1万6823人をピークに、1試合当たりの平均入場者数は減少傾向。さまざまな企画を打ち出して挽回を図る。
主に新規来場者や、アルウィンでの観戦から遠ざかったファンらの取り込みを狙い、昨季まで好評だったイベントは継続・発展させつつ、新たな試みも。
一例としてスタジアム司会者らが毎試合、来場者の応援メッセージ動画を収録し、選手が会場入りする試合開始1時間半前に、ゴール裏の大型ビジョンで流す。
また、スタジアム内に顔出しパネルを設置するなど「インスタ映え」する撮影スポットを用意し、会員制交流サイト(SNS)による発信・拡散を期待。今季導入された発光ダイオード(LED)広告看板の画面上に、来場者から募ったメッセージを流す企画も。
シャトルバス発着場に近い信州スカイパーク12号広場にイベントを集約する「ファンパーク」は、昨年までより多い月1回以上開催。来場者に占める割合が多い家族連れを狙った企画を軸に据える。
一方、狙った客層を呼び込む周知方法が課題に。子どもが楽しめる企画をそろえた「ワクワクファミリーデー」の山形戦(4月22日)、水戸戦(5月3日)前は、チラシをクラブのサッカースクールや幼・保育園で配り、PRした。クラブ運営会社の上條友也副社長は「公式サイトに載せるだけでなく、情報の届け方も戦略的に考えていく必要がある」とする。
今季、これまでアルウィンで行った4試合の平均入場者数は1万3782人。昨季(1万2146人)や一昨季(1万3631人)を上回り、15年シーズンに次ぐペースだ。
「サッカーに詳しくない人にも楽しんでもらえるよう、努力を続ける」と上條副社長。ホーム試合のイベントを担当する事業本部企画部の櫻井千尋さんは「来場者が、イベントで知った店を後日訪れるなど、アルウィンから地域の魅力を発信することもできれば」と話す。
(長岩将弘)


投稿者: mgpress