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【プレイバック2009~緑のキセキ】北信越リーグ6節・JSC戦

2009年のサッカー北信越リーグは5月24日、6節を行った。1部で暫定首位の松本山雅FCは、JAPANサッカーカレッジ(JSC、新潟)とアルウィンで対戦し、0-1で競り負けてシーズン初黒星。JSCが勝ち点16で首位に立ち、AC長野パルセイロがツエーゲン金沢を破り2位に。山雅は暫定3位に後退した。
山雅は前半、出足が鋭い相手にボールを奪われ守勢に回ったが、相手のシュートミスやGK原の好守もあり無失点でしのいだ。
後半は大西を起点に何度かゴールに迫ったが得点できず、終了間際に相手カウンターの速攻に屈した。

両者無得点で引き分けの気配が漂う後半44分、山雅に落とし穴が待っていた。その直前、高さがあるセンターバックの山崎を前線に上げ、パワープレーでの得点を狙ったが、手薄になったサイドを突かれてクロス、シュートともフリーで打たれて痛恨の失点。
が、敗因は別にある。この日の山雅の前半は今季最悪の出来。こぼれ球をことごとく相手に拾われ、攻撃の意図もかみ合わず、得点機はCKだけ。パスを出す先を探してプレーが止まる光景は、下位相手に取りこぼしを続けた前年の開幕直後を見るようだった。
山雅がこれまで6戦で挙げた計15得点のうち、前半のゴールは5。このうち4点は4節のサウルコス福井戦で、0点が4試合。この日も後半は流れの中で何度か決定機をつくっただけに、前半とのちぐはぐさが際立った。
「昨季のような絶望的な状況ではない」と吉澤監督。確かにまだ挽回のチャンスはある。ただ、それには追い詰められてから発揮する底力を、前半から見せつけるような試合運びが必要だろう。
(山岡史明)

「緑のキセキプレイバック2009」は松本山雅FCが北信越リーグ1部からJリーグの一歩手前となるJFL(日本フットボールリーグ)昇格を決めた2009(平成21)年の劇的なシーズンを、松本平タウン情報に掲載した記事や写真を再構成してお届けします。