緑のキセキ プレイバック2009

2度敗れた相手がV
北信越リーグ13節(7月26日)JSC戦

2009年のサッカー北信越リーグは7月26日、13節を行った。1部で2位の松本山雅FCは勝ち点3差で追う首位JAPANサッカーカレッジ(JSC、新潟)とJSCグラウンド(聖籠町)で対戦し、1-2で敗れた。リーグは最終節を残してJSCの優勝が決まり、JFL昇格を争う全国地域リーグ決勝大会の出場権を得た。
山雅は前半から積極的に攻めたが決め手を欠き、逆にカウンターから左サイドを破られ先制を許した。後半にPKを得た柿本が決めて追い付くが、攻勢のさなかに退場者を出し、2点目を奪われるとその後は相手の堅守を崩せなかった。

「ここぞというところで足が一歩前に出るか。わずかな差だが、その差がずっと同じなら勝敗も変わらない」
吉澤監督はJSCに勝てない理由をそう説明した。このシーズンは2戦2敗。4強がしのぎを削る展開で、同じ相手に2度敗れて優勝はあり得なかった。
相手に有利と見える判定に選手はいら立ち、松本から駆け付けた約350人のサポーターからも不満の声が上がった。が、審判に対する抗議や侮辱で監督や選手が退席・退場になっているようでは、大一番に勝てるはずもない。
「もう終わったこと。気持ちを切り替えて頑張る」と主将の柿本。連戦の全国社会人選手権を経てJFL昇格を目指す道のりの険しさは前年、身をもって知った。
「(山雅は)上位リーグの経験者がいて、サポーターも熱いから勘違いするが、プロじゃないから負けた。変なプロ意識を捨て、挑戦者として臨まないと」
敗戦後、選手の一人はそう話した。これから始まる戦いにどう挑むべきかを、自らに言い聞かせるように。

「緑のキセキプレイバック2009」は松本山雅FCが北信越リーグ1部からJリーグの一歩手前となるJFL(日本フットボールリーグ)昇格を決めた2009(平成21)年の劇的なシーズンを、松本平タウン情報に掲載した記事や写真を再構成してお届けします。
(山岡史明)

投稿者: mgpress