二子小40周年記念 全校児童で作る学校マーク

自分たちの学校って昔はどうだった?どんなところが好き?
今年、開校40周年を迎える松本市笹賀の二子小学校。「今までにない形で、記念になるものを残したい」と、全校児童が「デザイナー」になって、学校のマークを作った。デザインは自分たちの学校の歴史を知り、地域や友達のことを考えるところから始めた。
40周年記念事業の一環で、企画を任されたのは地元のデザイン会社「あをぐみ」(同市深志2)の2人。「デザインとは」を教えることから始め、転出児童を含む285人分のマーク全てを組み合わせ、40周年を記念する大きな1つのシンボルマークも完成させた。それを記念幕にし、実行委員会が学校に贈る。20日に開く記念式典で初披露。どんなマークになったのか、子どもたちも楽しみにしている。

子どもたちの思い次世代に
デザイン会社「あをぐみ」と制作

学校の歴史や仲間を思って
開校40周年を記念し、一連の企画を任されたのはデザイン会社「あをぐみ」のグラフィックデザイナー青柳幸永さん(45)と編集者の大輪俊江さん(45)だ。
これまで美術系の本のレイアウトや表紙デザイン、ポスターなどを数多く手掛けてきたが、小学生にデザインを教えるのはこれが初。「うまい、下手とかは関係ない。学校のマークを作ることをきっかけに、40年歩んだ学校の歴史や、地域、仲間たちのことを考えてもらいたい」と2人は話す。デザインする基本を伝えようと考えた。

個性あふれるマーク集まる

「今日は皆さんがデザイナーになって、二子小のマークをデザインしましょう」。6月の授業参観日に親子で行ったワークショップで、マーク作りに取り組んだ。
1、2年生は、校章をプリントした紙に、自分の好きな色を塗ったり、「学校で好きなもの・こと」を絵にして付け加えたりした。3、4年生は、二子小について自分の思いを文章に書いてから、マークを自由な色や形で表現した。5、6年生は40年前の二子小や40年後の未来について保護者と話しながら、イメージを膨らませた。
6年2組の沖優凜さん(12)は、船の形をした校舎をモチーフにデザイン。「今は住宅街の中にあるけど、40年前は田んぼの中に二子小があったことを知った」といい、「40年後の未来はどうなっているか想像がつかないけど、いつまでも変わらない元気いっぱいの二子小でいてほしい」と願いを込めた。
6年1組の森蘭真君(12)は二子小を色でたとえたら「虹色」と答えた。理由を聞くと「みんな個性豊かで十人十色。それぞれが違う色を持っているから」。理科が好きで、実験で使うフラスコや試験管を組み合わせたユニークなデザインを仕上げた。
ほかに信州の山と自分が好きな音楽の楽器をモチーフにマークを考えた5年生の女子や、体育で使う縄跳び、鉄棒、跳び箱などを使って笑顔のマークを表現した4年男子、春に満開の花を咲かせる学校の桜をモチーフにデザインした3年女子など個性豊かなマークが集まった。
40周年記念実行委員会の竹川篤実行委員長(39)は「どのマークにも子どもたちの学校に対する思いがあふれ、世界でたった1つのオリジナルマーク。同じ校舎で過ごした仲間たちと40周年の節目を祝い、次世代に子どもたちの思いを伝えられたら」と願う。
記念幕は縦2メートル16センチ、横4メートル80センチ。20日午前10時から同校で開く式典でステージに掲げて除幕し、校内で子どもたちの原画を展示する。この日は学校公開日で、1時間目の授業参観と式典に参加できる。菅野中学校吹奏楽による記念演奏会もある。同校電話0263・27・1648
(高山佳晃)

投稿者: mgpress