U-18初戦で敗退 Jユース杯三菱養和に0-2

Jクラブ育成組織など全国の高校年代56チームが争うJユースカップ第26回Jリーグユース選手権は13、14日、1回戦を行った。松本山雅U|18は13日、日本クラブユース連盟・関東代表の三菱養和SCユース(東京)とサンプロアルウィンで対戦して0-2で敗れ、同大会は2年続けて初戦で敗退した。
県リーグ(L)1部所属の山雅に対し、三菱養和は川崎U-18や横浜FMユースなどと同じプリンスL関東で戦う格上。
前後半45分ずつ。山雅は前半立ち上がりから個人の技量で上回る相手に押し込まれたが、決定的な場面はつくらせず、FW松村厳(松商学園1)を中心に相手ゴールにも迫った。しかし34分、左クロスに頭で合わせられ先制されると、2分後にもほぼ同じ形で失点。
後半も守勢が続き、選手や並びを変更して対応。追加点は許さなかったが、MF樋口大輝(松商2)やDF松沢遥(松本蟻ケ崎3)らが好機をつくったものの得点できなかった。
「ピンポイントで入れてくるボールの質など、相手の個の強さは事前の分析で分かっていたが、分かっていて点を取られたのが悔やまれる。すぐに2点目を失ったのも痛かった」と山雅の山﨑茂雄監督(55)。
山﨑拓実主将(松本県ケ丘3)は「自分たちのサッカーを貫こうと臨み、できた部分もあったが…」と、言葉少なにうつむいた。
敗れてなお成長
北信越L昇格を山雅U-18は今季、県L1部を12勝1分け1敗で制して3連覇したが、夏のクラブユース選手権は北信越予選の準決勝で金沢U-18に敗れ、3年ぶりに全国出場を逃した。プリンスL北信越への参入戦は昨年まで2年続けて敗退。県内の同年代では最強だが、県外強豪との力の差を埋められずにいる。
山﨑監督が三菱養和戦を振り返り「県Lでは見られないような(良い)プレーをした選手もいる。相手が強いと、こちらの力が引き出される」と語るように、チームも個人もより高い環境に身を置いてレベルアップするために、北信越L昇格は必達目標といえる。
ナショナルトレセン指導者や東ティモール年代別代表監督の経歴を持ち、昨年就任した山﨑監督は「ボールを動かしたり、連動してボールを奪ったりする力は上がった」と話す一方、県外強豪に勝てない今季の課題を「試合の流れのあや、一瞬の駆け引きなど『勝負』に関してもっと厳しく突き詰めていかなくては」とする。
今年の北信越L参入戦(11月23~25日・石川県)は、5県の8チームがトーナメントで昇格枠2を争う。山雅の初戦の相手は高岡第一高(富山2位)。
三菱養和戦で山雅は1、2年生が先発のうち6人を占めた。「成長を続けているチーム。個々がよい経験をし、参入戦につながる要素はあった」と山﨑監督。「三度目の正直」を果たすべく、1カ月余り後にチームの本領が試される。
(長岩将弘)


投稿者: mgpress