前年覇者上田西破り都市大塩尻3年ぶりV

高校サッカーの第97回全国選手権予選の県大会は3日、決勝を松本市のサンプロアルウィンで行った。都市大塩尻が昨年の覇者・上田西を2-0で破り、3年ぶり4度目、前身の武蔵工大二時代を合わせると5度目の優勝を果たした。12月30日から首都圏で始まる全国大会に県代表として出場する。
前後半40分ずつ。前半は0-0で、都市大塩尻は後半から左サイドバックに攻撃的な古瀬岳(3年=以下全員同)を投入。古瀬とMF金子恭介で左、DF二木七翼とMF太田大貴で右の両サイドを攻め立てて試合の流れを引き寄せて31分、MF高橋佑吾の左クロスをFW野村魁が頭でたたき込んで先制。ロスタイムにカウンターからFW丸山楽人が追加点を挙げて試合を決めた。

零封粘りの巧守あうんで決勝点

都市大塩尻は、ロングキックやロングスローでぐいぐいと押す上田西の攻撃を、野澤大稀、田島海都の両センターバックとGK伊藤爽真を中心とした守備陣の巧みな連動と粘りで防ぎきった。「上田西の攻撃を無失点に抑えたのは自信になる」と高橋裕之監督(59)。
さらに、ボール奪取後は安易にクリアせず、サイド攻撃につなげた選手たちを「冷静だった」と評価。「あそこで縦へのロングパスに逃げたら、全国では失点する。選手たち自身で状況判断と意思統一ができていた」とうなずいた。
清水夢希主将は全国大会に向けて「どんなタイプの相手と当たっても、適切に対応できる柔軟なチームに仕上げたい。複数の攻撃パターンを武器に、大舞台で一番良いサッカーをしたい」と意気込みを話した。

先制点を挙げた野村とアシストした高橋は、中学時代のアンビシオーネ松本から共にプレー。高橋が「野村がはっきりと見えていたわけではなかったが、彼ならそこにいるだろうと思って入れた」、野村も「高橋ならここにボールを入れてくれるだろうと信じて走り込んだ」と言う、あうんの呼吸による得点だった。
先制の直前にGKとの1対1を防がれたが、チームメートの励ましで気持ちをつなぎとめたという野村は「監督も自分を信じて使い続けてくれた。全国でも『得点』という形でチームに貢献したい」と力を込めた。
(松尾尚久)

投稿者: mgpress