41節 栃木0-1山雅 先制し終盤をしのぎ切る

前日(10日)に2位だった大分と4位だった横浜FCがともに勝利。横浜FCを得失点差でわずか1上回る暫定2位となった山雅は、優勝さえ決まる可能性があった状況から一転、勝たなければ厳しい立場に。だが、敵地に駆け付けたファン・サポーター約4500人の大声援も受け、白星で首位を維持。J1自動昇格と初優勝を懸けて、ホームでの最終節に臨む。
山雅は前半、相手の前線からの圧力や高さを生かしたセットプレーなどで押し込まれたが、守備陣を中心に落ち着いて対応し、0-0で折り返した。
相手の圧力が緩んだ後半は、セカンドボールをものにして攻勢に。27分、藤田の縦パスを受けた石原が左サイドの深い位置からグラウンダーのクロスを入れると、走り込んだ田中が左足で合わせて先制。
終盤は相手の猛攻に遭い、元日本代表の大黒に決定機をつくられる場面もあったが、しのぎ切った。
反町監督は「褒められた内容ではないが、誰もがやるべきことをしっかりやってくれた」とし、「自力で目標を達せられる位置にいることは、うれしく思う」。
この日は3位だった町田も勝ち、最終2位以上の可能性がある上位4チームはそろって勝ち点3を積み上げ、優勝と自動昇格争いの行方は最終節に持ち越された。
山雅は、勝てば優勝と自動昇格が決まる一方、引き分け以下だと他3チームの結果により4位まで落ちる可能性も。最終節の相手は、ここ8戦で勝ちがない(2分け6敗)徳島。「ここまで苦しい試合をいくつもものにしてきた。勢いがあるのは僕ら」と前田。
試合後の歓喜のラインダンスで、セルジーニョに促されて珍しくサポーターの前に進み出て、右手の人差し指を立てて高く掲げた田中。「まだ1試合ある。山雅はJでタイトルを取っていない。何としても優勝して昇格を」と力を込め、飯田も「(目標は)自動昇格より優勝」と言い切った。
運命の最終節は17日午後2時、J2全11試合が同時にキックオフされる。
(長岩将弘、大山博)

投稿者: mgpress