木曽の赤カブ広めよう 「なんかやる会」が創作料理の食事会

木曽町福島の県木曽農業改良普及センターの技師・小澤俊輔さん(33)と、県木曽地域振興局商工観光課職員の清水萌美さん(27)が「木曽でなんかやる会」を結成した。活動の第1弾は県の「信州の伝統野菜」にもなっている「木曽の赤カブ」を多くの人に知ってもらおうと、17日に創作料理の食事会を開いた。
中でも栽培量が少ない吉野かぶ、芦島かぶ(ともに上松町)、細島かぶ(木祖村)の3品種を、塩尻市大門一番町のフランス料理店「ラ・メゾン・グルマンディーズ」のシェフ友森隆司さん(40)が調理。
淡いピンクの細島かぶのポタージュ、ゴルゴンゾーラソースをかけた吉野かぶのコンポートなどの前菜盛り合わせ、芦島かぶの葉で包んだ子羊のローストなど、フルコースで新たなカブ料理を提案した。
同店で小澤さんや生産者、上松町の地域おこし協力隊員など7人が味わい、細島かぶを栽培する寺平ケフ子さん(70)は「こんなふうに料理されて驚いた。とてもおいしい」。細島かぶはころっとして少し長く、食感は硬め。「漬物以外は、ゆでてエゴマであえて食べるだけ」と寺平さん。生産者が高齢化し、栽培量も減ったという。
木曽の赤カブは他に王滝かぶ、開田かぶ、三岳黒瀬かぶの計6品種。葉はすんき漬け、実は漬物にされることが多い。現在の主流は軟らかい王滝かぶで、郡内で栽培量が増えているという。
小澤さんは「大事に育ててきた人がいる。(6品種は)元は一緒で、土地の気候や人の好みに合わせて変わったのでは」とし、利用の可能性を広げて次代へ伝えたいという。
(八代けい子)

投稿者: mgpress