夢に向かう「応援」テーマに 伊藤さん2作目の詩集

大町市社の伊藤早紀さん(29)が詩集「夢物語」を自費出版した。6年前の初刊に続く2作目で、今回のテーマは「応援」。苦しんでいたり、悩んでいたりする人を後押しするメッセージを込めた作品を中心に、47編を収録した。
「私がいつも言う言葉きみにもあげる『たとえ一人だとしても決して独(ひと)りなんかじゃない』」と励ます作品「応援」で始まり、「私の心の中の“時計”はいろんな人がくれた“笑顔”を電池にして針が進んでいく」とつづる「時計」などが続く。
「『いじめられる側にも問題がある』この意見だけは絶対に認めない」と訴える「いじめ」など、社会への憤りを表現した作品もある。
伊藤さんは幾つかのつらい体験からふさぎ込んでいた20歳の時、親しい人の励ましで立ち直り、その時の気持ちを書き留めようと詩を作り始めた。好きな歌手の曲の印象的なフレーズなどに着想を得て、自分の経験から言葉を紡ぎ出している。
「前作『心の華』から意識的に多くの人と交流を持つようになり、人間の温かさを感じることが多かった」。そうした体験は作風にも影響を与え、感情的な言葉も多かった前作に比べ、今作は柔らかい雰囲気の言葉が多くなったという。
「詩人として名を成す」という夢を抱く伊藤さん。「夢に向かって壁にぶつかっている人、悩んでいる人の背中を押したい」
四六判、93ページ。864円。500部を作り、伊藤さんが勤める「NPO地域づくり工房」(同市大町)や塩原書店(同、℡0261・22・0076)などで販売している。
(大山博)

投稿者: mgpress