【緑のキセキ】 天皇杯1回戦(9月19日)FC刈谷戦 格上に快勝 次は浦和

2009年の天皇杯全日本サッカー選手権1回戦で9月19日、県代表の松本山雅FCは愛知県代表のFC刈谷とアルウィンで対戦し、1─0で勝った。山雅は2回戦(10月11日・アルウィン)でJリーグ1部の浦和レッズに挑む。
山雅は両サイドを使う攻撃が有効で前半28分、大西が左サイドの深い位置から入れたクロスに柿本が頭で合わせて先制。後半も何度か決定機をつくり、追加点は奪えなかったが、迫力を欠く相手を零封した。刈谷は後半からJ1のFC東京などで活躍したアマラオを投入したが無得点。

山雅は敵将に「球際の強さ、運動量とも点差以上の開きがあった」(浮気監督)と言わせる内容で、来季昇格を目指すJFL(日本フットボールリーグ)所属の相手を危なげなく下した。
JFL昇格のために、最低でも4日連続で勝つことが必要な全国社会人選手権(全社)に向け、午前中だけだった練習を午後もしたり、Jリーグや大学勢を相手に練習試合を重ねたりしている中で、格上相手の勝利は自信になるだろう。
次戦の相手は浦和。Jリーグ屈指の人気チームを松本に迎える一戦は、J入りを目指す山雅をアピールするまたとない機会だが、全社の初戦がその6日後に控える。
「全社が大事」と選手は口をそろえる。が、自身やチームがどこまでJ1に通じるか、試したい思いはあるだろう。観客も「番狂わせ」を期待するのが天皇杯だ。
浦和に全力でぶつかった後で全社を戦い抜くほどの強靱(きょうじん)さや、けがや体力の消耗を避けながらの善戦を求めるのは酷だ。しかし、その意気は持って臨んでほしい。浦和戦への準備は、全社やその後の戦いに生きるはずだ。

「緑のキセキプレイバック2009」は松本山雅FCが北信越リーグ1部からJリーグの一歩手前となるJFL(日本フットボールリーグ)昇格を決めた2009(平成21)年の劇的なシーズンを、松本平タウン情報に掲載した記事や写真を再構成してお届けします。

投稿者: mgpress