GS信州会員らミャンマーの学校訪問 けん玉贈り合唱で交流

途上国支援や多文化共生に取り組む安曇野市や松本市の有志の団体「グローバルサポート(GS)信州」は11月20~30日、会員ら8人がミャンマーを訪問し、同会が校舎を建設するなどした同国中部の農村の学校2校と分校1校に、けん玉や学用品を贈った。けん玉の遊び方を教え、子どもたちと歌声を合わせるなど交流の輪が広がった。
訪問前に、日本では総合学習で取り組む小中学校もあるけん玉の提供を呼び掛け、普及に取り組む一般社団法人「グローバルけん玉ネットワーク」(事務局・松本市)や市民の協力で約120個が集まった。
同会が一昨年に校舎を建てたニャウンワイ村の僧院学校では、持参した遊び方の映像を教諭のノートパソコンを使って見せ、子どもらが代わる代わるけん玉を手にした。
童謡「うさぎとかめ」に合わせて大皿と中皿に玉を交互に載せる「もしかめ」や、玉をけん先に入れる「とめけん」などを成功させて級友の喝采を浴び、「姿勢を良くし、体をあまり動かさないなど、すぐにこつをつかんだよう」と見守った濱かな子さん(70、安曇野市三郷)。
訪問に同行した、中信地区で活動する男声合唱団「クール・ビア」の高山拓郎さん(68、松本市島内)ら4人は、子どもたちに歌声を披露。一行の通訳を務めた渡辺和子さん(塩尻市宗賀)が「かえるの合唱」をミャンマー語に翻訳し、一緒に歌った。
現地の学校に音楽教育のカリキュラムはないといい、GS信州幹事の米倉逸生さん(70、松本市蟻ケ崎1)は「みんなが目を輝かせていた」。
帰国前日には、旧日本軍の将校としてビルマ(現ミャンマー)戦線に赴いた高山さんの父親が「故郷の信州に似ていて強く引かれた」と手記に書き残した、シャン州の州都タウンジーも訪れた。
会員の忠地繁治さん(71、安曇野市豊科)は「心に残る場面が多く、感動の連続だった。歌による交流は今後も続けたい」と話した。
(立石清明)

投稿者: mgpress