しめ縄講師続け20回 小林さんに公民館が感謝状

安曇野市三郷明盛の中萱地区公民館文化部(浅井弘道部長)は16日、しめ縄作り講習会を同館で開いた。毎年この時期に開き、ボランティアで講師を務める地元の小林清次さん(77)は、この日が20回目の指導。節目を記念し、皆でしめ縄を作った後、浅井部長が感謝状を贈った。
「毎年ここで正月の準備をする」という常連や初めて来た人、夫婦など住民ら26人が参加。小林さんの指導で少しずつ作業を進めた。
「先生、ここが分からない」とあちこちから声が掛かり、「これは、こうすればいいあんばいになる」「ほれ、毎年来ねえもんでそうなる」などと横に座って和やかに教え、その鮮やかな手際に「同じわらを使ったとは思えない」と感心する声も。
1999年末の講習会前日に別の講師の都合が悪くなり、当時の公民館長から依頼を受けたのが始まり。祖父に教わり、小学生の頃から家中のしめ縄を作っていたという小林さんだが、「自分でやるのと人に教えるのはわけが違う」と夜なべで予行演習をして臨み、以来毎年講師を続けてきた。
元自衛官。30代の頃に通信教育で学んだ庭師は今も現役で、ほかに衛生管理者や自動車整備士、解剖技術者、まつたけ山管理士など40近い資格を持つ。勉強熱心な性質も手伝い、「もう少し手を抜いて、簡単にしめ縄が作れる方法がないか、毎年研究している」と、準備に余念がない。
地域の「雪かき支援隊」の隊員でもあり、「(しめ縄作りの講師も)地域のために続けている。引き継いでくれる人が出るまでやるが、楽しくなくなれば引き際を考えるかなあ」とにっこり。浅井部長は「教え方にも人柄が表れて分かりやすく、小林さんには感謝しかない。ますます元気で続けてほしい」と話した。
(上條香代)

投稿者: mgpress