塩尻志学館高演劇部 5人で全国の舞台目指す

塩尻志学館高校(塩尻市)の演劇部が23、24日に栃木県栃木市で開く「関東高校演劇研究大会」に出場する。各地区の代表11校が競った県大会(11月・千曲市)で最優秀賞を受け、16年ぶりの県代表に。部員5人の“小劇団”は1年生が一人だけと存続が危ぶまれるが、その先の全国大会の舞台にも立って部をPRしたいと、稽古に力が入る。
演目の「イッテきま~す」は、顧問の高野憲児教諭が脚本を書き下ろしたオリジナル劇。夫を亡くした妻と娘2人、しゅうとの女4人家族の日常を温かくコミカルに描く。登場人物は個性的で人情味にあふれ、「生きる権利」「死ぬ権利」など現代社会の問題もさらりと取り上げる。
10月の中信大会で初演後、同月に塩尻市内で行った自主公演や、今月9日の市民演劇フェスティバルで上演。観客や審査員らの感想を参考に、全員で台本を細かく修正し、関東大会に向けて完成度を高めている。
部員は2年生の女子4人と、1年生男子の清水曹真さん(16)。5人は舞台で1人1~2役をこなし、大道具や小道具、衣装なども協力して準備する。
小学生の娘役を演じる松島凪沙部長(17)は「大会で結果を残すことが、部の存続にもつながるはず」。おばあちゃん役の西口茉莉花さん(17)は「みんな演劇が大好き。意見の食い違いからけんかもするが、大切な仲間たち。精いっぱい演じたい」と意気込む。
関東大会は11都県の代表25校が、栃木と横浜市(来年1月)の2会場に分かれて上演し、栃木会場は志学館など12校が出演。各会場の最優秀1校と、両会場を合わせて推薦される1校の計3校が、来夏の全国大会(高校総合文化祭)に進む。
(高山佳晃)

投稿者: mgpress