松本の和紙人形作家・伊藤叡香さんが都内で初個展

和紙人形作家、伊藤叡香(えいこ)さん(77、松本市大手2)は27、28日、東京都中央区の県アンテナショップ「銀座NAGANO」で作品展「喜寿展」を開く。東京での個展開催は初めてで、国際美術公募展「2018ル・サロン」(パリ)で審査員特別賞を得た作品など10点近くを展示する。現在は作品選びなどの準備に追われている。
伊藤さんの和紙人形作りは50年ほど前から。「昔のこと過ぎて、何年前かはっきりしない」と笑う。紙問屋「島勇」の2代目に嫁ぎ、和紙にカラフルな模様がついた千代紙に魅せられた。「多くの人に活用してほしい」との思いから、提案の一つとして人形作りを始めた。
ひたすら制作に励んできた伊藤さんを海外や東京での展覧会にいざなったのは、成長した娘と息子だった。ル・サロン応募は2017年から。東京に住む長女の山﨑夏菜さんが勧めた。出品代行業者を頼らず、家族で作品をパリに運び、「光源氏」で入選。「大変だったが、良い経験になった」
2回目の出展は今年2月。男性の鬼と、たおやかな女性が組となった「性~saga~」が審査員特別賞を受賞。「紫の上」も入選した。
東京の展覧会は、店を継いだ次男の慶さん(49)が話をまとめた。クレジットカード決済会社、Square(スクエア、本社・米国)が、日本進出5周年記念として行う新市場チャレンジ事業に応募したところ、即決。会場探しから費用全般を同社が負担する。
27日正午~午後7時45分、28日午前10時~午後6時。「気ぜわしい時期だが、東京に行くことがあれば見てほしい」と慶さん。
島勇電話35・1000
(長田久美子)

投稿者: mgpress