中信地区「仕事始め」 平成最後の正月期待込めトップの声

市町村や団体、企業の多くが仕事始めを迎えた4日。景気回復と言われながら、地方経済では実感しにくい平成最後の正月に、どんな期待を込めているのか。中信地区のトップの声を聞いた。
★松本信用金庫 田中鈴生理事長(69)が本部職員約60人を前に新年のあいさつをした。同金庫が2022年に創立100周年を迎えるに当たり、地元の金融機関として「地域社会の持続的な成長、発展を目指して活性化に向けた努力を重ねてきた」とした。
その上で、コンプライアンス(法令順守)や利用者保護の重要性を挙げ「経営管理体制を強化し、各種リスクへの対応力を高める必要がある」と指摘した。
またスピードスケートの小平奈緒さん、大相撲の御嶽海関、松本山雅FCの活躍を挙げ「今年の松本山雅のJ1での活躍が地元経済に大いに貢献してほしい」と期待を込めた。
★松本ハイランド農協 仕事始め式は職員120人ほどが出席。訓示に立った伊藤茂組合長(68)は、今年は松本地方4農協の合併に向けた協議が本格的に始まること、2021年度まで3年間の中期計画の初年度を迎えることなどに触れ、「組合員や地域住民から必要とされ、愛されるJAを、役職員が一丸となって目指してほしい」と強調。傍観者ではなくプレーヤーになる、変化に敏感になる、常に笑顔を忘れずコミュニケーションを大事にする-など、6つの「お願い」をした。
良い年になるよう願いを込め、役員らが順にだるまに目を入れた。
★社会医療法人財団慈泉会同会の相澤病院、相澤健康センター 職員約280人が参加。相澤孝夫理事長は、松本圏域で人口、特に生産年齢層の減少の影響がさらに強まり、医療界には逆風が出ると予想。「従来通りの急性期医療は減少、老人を中心とする軽症~中等症の急性期医療が増え、疾病構造も大きく変化する」と指摘した。
こうした社会変化を見据え「相澤病院を中心に医療・介護の拠点を集中させ、松本周辺地域とネットワークを構築し、安心して暮らし続けたいと思える地域をつくっていきたい」などと話した。

(取材班)

投稿者: mgpress