写真家MARCOさん郷里で初個展 栞日で14日まで 松本

松本市出身の写真家MARCO(マルコ)さん(36、東京)の写真展は14日まで、同市深志3のブックカフェ「栞日(しおりび)」で開いている。最新写真集の出版に合わせて昨年都内で開催したのに続く2カ所目。松本を離れて約20年になるが、郷里での個展は初めてだ。「誰が来てくれるのかなと、東京よりも緊張します」とはにかむ。
MARCOさんは松本深志高校時代に写真を撮り始め、都内の大学在学中から写真家、蜷川(にながわ)実花さんのアシスタントを4年半務めた。アシスタントの仕事は体力的に厳しく、辞めていく人も多かったが、「全ての仕事が楽しかった。写真が好きなことに改めて気付きました」。
独立してフリーの写真家となり、主に女性アイドルのポートレートやファッション関連の写真を雑誌や広告向けに撮影。その合間に自由な発想の作品を撮り続けている。
最新作「SOMEWHERENOWHERE」は「どこでもないどこか」がテーマ。山の斜面に立つ家々、露店に並ぶおびただしい数のウズラの目玉焼き…。南米や東南アジアなど今まで旅した国々で撮りためた写真を、架空の国を旅するイメージで編集した。
旅先で必ず撮影するのは市場とスーパーで、「商品の陳列などに人々の生活が見えて面白い」。そして、もう一つがお墓。鮮やかな野の花が供えられた「かわいいお墓」に引かれるという。
写真集の印刷は同市新橋にある藤原印刷が手掛けた。「栞日も藤原印刷も東京の仕事仲間から教えてもらいました」。両者は出版業界で一目を置かれる存在という。
MARCOは「ちびまる子ちゃん」から取った。本名は高木(旧姓・堀内)歩。かつては常にカメラを持ち歩き、被写体へのアンテナをずっと張っている感じだったが、2児の母になり仕事のオン、オフをはっきり区別している。わが子の撮影では、スイッチを入れる必要がなく、瞬時に「今」を切り取れるレンズ付きフィルムがお気に入りだ。
栞日 電話0263・50・5967

(嶋倉華子)

投稿者: mgpress