市民芸術館が来月8~13日 飲食しながら観劇 信毎MGで新作「MannistMann」上演

まつもと市民芸術館(松本市深志3)は2月8~13日、新作「MannistMann(マンイストマン)」を信毎メディアガーデン(同市中央2)1階ホールで上演する。ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒト(1898~1956年)の傑作を、同館の串田和美芸術監督が脚色、演出、出演。「冬のカーニバルシリーズ」と銘打ち、歌や踊りをちりばめ、飲食をしながら観劇できる“キャバレースタイル”で届ける。
物語の舞台は、かつてインドがイギリスの植民地だった頃の英軍隊内。4人組の隊員はチベット遠征の途中でさい銭泥棒をし、1人が逃げ遅れてしまう。点呼で鬼軍曹にばれないよう、偶然居合わせたお人よしの男を代わりに隊員に仕立てていくが|。
笑いとユーモアの中に「人間とは何か」を問い掛ける。オーディションで集まった若手俳優、元宝塚歌劇団星組トップスターの安蘭けいさんら14人が出演する。
8日は報道陣向けの公開稽古を行い、隊員役の大鶴佐助さんは「多重構造で、びっくり箱を開ける感覚の作品。笑いもあるが恐さもある」と見どころを語った。
今回の公演は、ブレヒトら多彩な分野のアーティストが集い刺激し合ったというキャバレー劇場にちなんでいる。串田さんは「拍手やブーイングもできる環境で客席と役者が交流し芝居をつくる楽しさを共有したい」と話す。
「冬のカーニバル」は、冬の街をにぎやかにという初の試みで、本町商店街有志でつくる「松本本町ルネサンス倶楽部(くらぶ)」も協力。対象店舗で一定価格以上の買い物をすると抽選で公演招待券を贈る。同倶楽部の横沢敏・総支配人(55)は「商店街も“共犯者”になりたい」と盛り上げる。
8日午後7時、9日午後1、6時、10、11日午後2時、13日午後1時。S席(料理付き)8500円、A席5000円、18歳以下3000円(A席のみ)。同館チケットセンター電話0263・33・2200(午前10時~午後6時)
(井出順子)

投稿者: mgpress