中信地区スキー場自慢の「ゲレ食」

スキーシーズン真っ盛り。ゲレンデを滑る楽しみとともに、大事なのは「ゲレ食」(スキー場で食べられるグルメ)だ。スキー王国の県内は、多くのスキー場がゲレ食にも注力。地元食材や流行を取り入れるなど、趣向を凝らしたメニューで来場者の胃袋を満たす。
25日、友人2人と白馬村北城の「白馬岩岳スノーフィールド」を訪れた関根剛志さん(27、新潟県)は「信州のいろいろなスキー場を訪れたが、地元のスキー場よりどこも食べ物が多彩な印象。滑るだけでなく、食べる楽しみもある」という。
中信地区のスキー場を訪ね、自慢の「ゲレ食」を取材した。6回目を迎えた、県内スキー場のメニューの頂点を決める「ゲレ食バトル」も開催中。見るだけでおいしそうなメニュー、足を運んで味わってみては。

胃袋を満たす多彩なメニュー

白馬岩岳スノーフィールドのレストラン「スカイアーク」では、視覚にも楽しい白馬三山スパイシーシーフードカレーを提供している。
近隣の新潟県糸魚川市で取れた甘エビのパウダーが入ったスパイシーな特製カレールウに、ホタテやイカなどがごろり。ご飯は白馬三山に見立ててかたどった。同スキー場の山崎健司支配人(44)は「海鮮のうまみが詰まったカレーで冷えた体を温めて」。
1480円。提供は午前11時~午後2時。白馬観光開発岩岳営業所電話0261・72・2474
Hakuba47(白馬村神城)の「ピザハウスLuis(ルイス)」の4種のこだわりチーズをのせた雪見SAKEピザは酒かすの風味を生かしたユニークなピザだ。
生地に塗るソースに酒かすを使用。トッピングはモッツアレラやゴルゴンゾーラなどのチーズとブラックオリーブのみとシンプルな取り合わせ。担当の後藤大輔さん(38)は「焼けて香ばしい甘みの酒かすの風味が、意外にもチーズとマッチして面白い味わい」と自信を見せる。
1600円。ピザ提供は午前10時~午後3時。同スキー場電話0261・75・3533
鹿島槍スキー場(大町市平)のレストラン「レッドシーダー」では信州サーモンアボカド丼が人気だ。
脂が載った信州サーモンの切り身と、アボカドが彩り鮮やかな一品。「濃厚な風味の調和は、わさびじょうゆをかけることで一層引き立ちます」と同スキー場の西沢勇人支配人(33)。角切りのトマトと細切りのレタスも、口の中をさっぱりさせてくれる名脇役だ。
1300円。午前10時~午後4時。同スキー場電話0261・23・1231
Mt.乗鞍スノーリゾート(松本市安曇)の「三本滝レストハウス」の名物は山賊焼定食だ。
オリジナル特製たれにつけ込んだ鶏肉はボリューム満点。皮はぱりっと中身はジューシーで、見た目よりもあっさりと食べられる。
「スキーで疲れた体に山賊焼きでパワーを充電。しっかり食べて午後もがっつり滑って」と同スキー場役員の宮下了一さん(58)。
1300円。レストハウスは午前9時開店で食事は10時から。同レストハウス電話93・2814
やぶはら高原スキー場(木祖村菅)内の「鉱泉ヒュッテ」は大人のソフトクリームを今季発売した。
ソフトクリームにミネラル豊富なデーツ(ナツメヤシの実)シロップをかけ、日本酒をポッキーに伝わせながらかける。
湯川酒造店(同村)の特別純米酒を同メニューのために3年、寝かせてまろやかにした。「日本酒とソフトクリーム、デーツがこんなに合うと驚く人も。ポッキーの姿から“御柱(おんばしら)ソフト”とも呼ばれます」と、辺見元孝オーナー(59)。
400円。午前8時半開店。同ヒュッテ電話0264・36・2399
開田高原マイアスキー場(木曽町開田高原)のチーズタッカルビ鍋は「ゲレ食バトル」用に開発した今季限定品。コチュジャン入りスープに炭焼きチキンや豚肉、野菜やキノコを入れ、2種類のチーズをかけた。
1人分を鍋で温めながら食べ、締めはご飯を入れてリゾットに。「ピリ甘辛味とチーズのこく、野菜もたっぷりで好評です」と企画開発部松原涼子部長。
平日はカフェテリアシンフォニー(食事は午前9時半から)、土日祝日はマイア亭(11時から)で提供。1200円。同スキー場電話0264・44・1111

【「ゲレ食バトル」開催中】
県内26スキー場の計46種のメニューの頂点を決める第6回「ゲレ食バトル」(県索道事業者協議会主催)は2月10日まで投票を受け付け中。松本平では木曽地域から2、大北地域から7カ所のスキー場が参戦している。
バトル参加メニューを注文するともらえる投票用紙でメニューを100点満点で評価し、提供店に置かれた投票箱へ。集計では60票以上集まったメニューを対象に平均点でグランプリを決める。投票者の中から抽選で300人に来年度末まで県内の全スキー場で使えるリフト1日券引換券を贈る。
詳しくはイベント特設ページで。
(大山博、井出順子)

投稿者: mgpress