1次キャンプに手応え 増やした実戦・守備は安定

J1松本山雅FCの今季1次キャンプは1月22日から2月2日まで12日間(休養日1日を含む)にわたり、千葉県東金市で行った。例年は静岡県御殿場市で行ったが、今年は早めのチーム構築を目指し、ピッチ環境が整った温暖な場所に変更。ここ数年果たせていない、序盤のロケットスタートを念頭に、「実戦機会を増やす」ことを目的にした(写真は2日の練習試合=VONDS市原戦)。
「天候に恵まれ、非常に良いグラウンドで練習できた。近くにフィジカル練習ができるアリーナもあり、やれないことはほとんどなかった」と総括したのは反町康治監督。施設を所有する東金市の協力で、練習試合も例年より多く行った。
1次キャンプでは、1年間戦うための体づくりと、守備組織の構築に着手。練習試合の相手は格下の関東リーグや大学生だったが、3戦で計1失点と安定した守備を見せ、チームは例年以上に早く仕上がっている印象だ。
フォーメーションは昨年同様の3―4―2―1を採用。反町監督が「路線の継続」を強く意識していることが分かる。チーム力アップのため迎え入れた14人の新加入選手は、皆が一芸に秀でた実力派ばかり。昨季は対戦相手として苦しめられた選手も多い。
それが分かっているからこそ、仲間になれば頼もしい。既存の選手もポジションを明け渡すつもりはなく、ここまでの練習試合でも結果を出しているのは彼らだ。
石原の仙台移籍により、ぽっかりと穴が開いた左サイドの競争にも注目が集まる。候補は高橋、那須川、山本龍の新加入3人だが、両サイドをこなせる溝渕にも可能性がありそう。中でも高橋が切れのあるドリブル突破と精度の高いキックで得点に絡むなど一歩リードしているが、ほかの選手も負けていないだろう。
今後は2次キャンプ(5~8日・静岡市)、3次キャンプ(10~16日・鹿児島市)を通し、攻撃面の戦術浸透やセットプレーの準備など、より実戦的なトレーニングメニューに入る。アピールしたい選手にとっては、9日の大宮とのプレシーズンマッチ(午後1時開始・NACK5スタジアム大宮=さいたま市)も重要な機会となりそうだ。
(フリーライター多岐太宿)

投稿者: mgpress