寒い松本の街熱くカレーで盛り上げ 「カリーラリー」レトルト商品化へ

「松本カリーラリー」 来月31日まで71店舗で 「カリーの街・松本」へ続く挑戦

人出が減る寒い松本の冬を、カレーで熱く盛り上げようというスタンプラリー「松本カリーラリー」(推進委員会主催)が始まっている。5回目を迎え、楽しみに待つ人が増えるなど、冬のイベントとして定着。過去最高の71店舗が参加する。3月31日まで。
今回は「信州松本カリーを全国区へ!」と、4店のカレーをレトルト食品にする「信州松本カリー名店シリーズ商品化プロジェクト」を、推進委と百貨店の井上(松本市深志2)が取り組んでいる。商品は5月をめどに発売予定だ。
カレーと言っても、店により味や具材はさまざまで、まさに十店十色。ラリー期間中にしか出合えない限定メニューも多い。松本に「カリーの街」という称号も加えようという熱い挑戦が続いている。

なじみの店の味レトルト食品に

「松本カリーラリー」は2015年にスタート。スタンプラリーの他、「新しいご当地カレーをつくろう」と「松本カリー開発プロジェクト」も進めてきた。「松本ならではの食材を使った、松本らしいカレー」を合言葉に、試行錯誤を重ねたが…。行き着いた結論は、新商品開発ではなく「普段、松本市民が食べている『あのカレー』こそが『松本カリー』なんじゃないか!」だ。市民に広く知られている店のカレーを商品化することにした。
カレーのレトルト食品を作るのは4店。「エスニックカリーメーヤウ」(桐1、桐2の2店舗)、「アイリッシュパブオールドロック」(中央2)、「がねいしゃ」(城東2)、「Doon食堂印度山」(大手4)。カレー専門店や、以前からカレーを提供する店で、プロジェクトを前向きに検討してくれる店を選んだという。
資金50万円はクラウドファンディング(CF)を利用、12日にはCFサイト、Makuake(マクアケ)にアップして、募金を始める。井上の井上博文常務(44)は「カリーラリーを盛り上げるだけでなく、新しい松本の土産になればいい」と期待する。

多彩な店が参加個性豊かな71食

今年のラリーに参加する71店舗中、初参加は15店舗、復活は5店舗になる。カレー専門店や洋食店、カフェだけでなく、バーや居酒屋、ラーメン店、中国料理店など専門外の店も参加する。
「SOBAR保科」(深志1)は、レギュラーメニューの「スパイスチキンカレー」(900円)で初めて参加する。店主の保科昌幸さん(46)は「1月にオープンして間もないので、店を知ってほしいと参加。バーだと1人では敷居が高いかもしれないが、カレーのイベントならば、入りやすいのでは。もちろん、カレーだけで大丈夫です」と話す。
そのほか、スパイスとコーヒーで、新しいカレーの楽しみ方を提案しようという自家焙煎(ばいせん)コーヒー豆の専門店、タンドリー風チキンに味玉、ふろふき大根を串でさす居酒屋=写真右下|など、ユニークな試みも。3500円の信州アルプス牛サイコロステーキカレー、週2日だけ営業の移動販売車で、売り切れ次第終了|といったハードルの高い品もある。
ラリーでは、スタンプを3個集めると、オリジナル缶バッジをプレゼント。4店目からは期間限定の特典が付く。10個集めるとオリジナルグラスをプレゼント。最も早く全店を回った人には、カリー王(カリー女王)の称号と、スプーンが贈られる。上位30人には、オリジナルキャップをプレゼント。お気に入りのカレーナンバーワンを決める投票もある。
今年初めて冊子形式にしたパンフレット、スタンプカードは参加店でもらえる。パンフレットには、参加店やカレーの情報、地図の他、作家、北杜夫さんの「カレーライス」の随筆も掲載している。
推進委員会委員長の小山修さん(41)は「寒い時季だからカレーを食べに街に出てほしい。個性的でバラエティーに富んだ71ものカレーが食べられる絶好の機会。カリーの楽しさを知ってほしい」と話している。
問い合わせはメーヤウ桐店 電話33・6504
(八代けい子)

投稿者: mgpress