来月2日 手話で祝うはたちの集い 節目と再会喜ぼう 聴覚障害者つながるきっかけに

聴覚障害のある人の成人を祝う「手話で祝うはたちの集い信州2019」は3月2日午後1時、松本市松南地区公民館「なんなんひろば」で開く。実行委員の青木梨夏子さん(21、安曇野市)と青木良仁さん(20、諏訪市)は共に聴覚障害者。「成人の節目と再会を喜び、つながるきっかけになれば」と多くの参加を呼び掛けている。
旧友との再会を喜び、中学の同窓会のような雰囲気もある成人式。しかし県内のろう学校は松本市と長野市のみで、同校出身者は地元の中学に通っていない。そのため地元の式に出席しても「友達がいなくてつまらない」と感じたり、出席を控えたりする人も多い。
集いは「自立や社会参加に向けてろう者の先輩から話を聞ける機会をつくったり、互いに助け合ったりできる関係づくりにつながれば」と4年前に初めて開催。以来2年ごとに開いている。初年度の実行委員、竹花亮介さん(24)は「地元の成人式にも出席したが、聴覚障害者が集まる機会は少なく、両方あって良かったと思う。集いを開いたことで、ろうの歴史や先輩の苦労を知ることもできて励みになり、ネットワークもできた」と話す。
初年度から運営などに携わる、県聴覚障がい者情報センター所長で松本市聴覚障害者協会の担当役員、上嶋太さん(52)は「若い人が喜ぶ顔を見るのがうれしい。本来なら毎年開きたいが、人数が少なく2年ごと」と残念そう。準備を進めている青木梨夏子さんは「出身校にかかわらず、手話が分からなくても大丈夫なので気軽に参加を」。青木良仁さんも「笑顔で温かい成人式になるよう、精いっぱい頑張ります。ぜひ来てください」と呼び掛ける。障がいの有無や年齢にかかわわらず一緒に祝う人の参加も募っている。
対象は2018年度中に20歳か21歳になる1997年4月~99年3月生まれの県内在住か県出身の聴覚障害者。参加無料。参加を希望する対象者は、18日までに実行委員へファクス(57・3100)かメール(rou.seijinshiki.2019@gmail.com)で。
(上條香代)

投稿者: mgpress