チョコはどなたに バレンタイン事情 アイシティ21でインタビュー

いまどきのバレンタイン事情を調査
家族や友人、男女問わず多様化

14日はバレンタインデー。本命や義理だけでなく、友人に贈る「友チョコ」、自分用の「マイチョコ」、家族に贈る「ファミチョコ」、男性が女性に贈る「逆チョコ」など、チョコレートのニーズは多様化している。
特設売り場を設けている山形村の「アイシティ21」食料品課長の飯田雅幸さん(45)によると、1000円前後の商品が主力だが、ここ数年は3000~5000円程度の高額商品も人気。低価格帯の売れ行きは以前ほどではなく「義理チョコのニーズが減っている」とみている。
友達?家族?自分用?誰のためのチョコか、同店を訪れる人に話を聞いてみた。併せて手作り派注目のロースイーツの教室も取材。平成最後のバレンタイン事情を探った。

「ファミチョコ」派感謝の気持ち込め

誰にどんな思いを込めて贈るのか?14日までチョコレート特設売り場を設けるアイシティ21で、買い物客に聞いてみた。
意外に多いのが、家族に贈る「ファミチョコ」派だ。
山形村の男性(42)は妻(39)、長女(9)と来店。主に自分と妻、互いの両親に贈る品を探しに来たという。長女の面倒を見てもらうなど「普段からお世話になっているので」。「見た目がきれい」と、長女が選んだ惑星をモチーフにしたチョコに決めた。
塩尻市の高校3年生(17)と小学6年生(12)の姉妹は、毎年互いに交換し合うチョコを探しに。予算は小遣いから1500円ほど。見た目のかわいさが一番で、姉は「缶入りの商品など、食べた後も使えるパッケージが魅力的ですね」。
下諏訪町の女性(43)は次女(9)、三女(4)と家族など身近な人向けの品を購入。夫(43)には酒入りを、息子(11)にはSF映画のキャラクターか、惑星をイメージしたものかで迷う。
塩尻市の女性(32)は、両親や弟など6人分を購入。「『いつもありがとう』って渡します。こういう時でもないと伝えられないので」
男女を問わない「友チョコ」も定着しているようだ。
10人分ほどを購入した山形村の女性(23)は「いつも付き合ってくれる遊び仲間に。毎年恒例です」。塩尻市の70代女性は娘や孫、友人、かかりつけの女医ら、お世話になっている身近な人たちに。「外国では男女に関係なく、親しい人に気の利いたものを贈る日だそうで、それに倣って」見た目重視で選ぶという。
松本市の女性(30)は夫や職場の上司、同性の同僚に贈る物を品定め。以前は有名ブランドの品を選んだが、今はおいしさ重視。職場の人にはお返しに気を使わせないように、500円以内の品を贈るという。
意外な組み合わせにも出会った。大町市の男性(25)と安曇野市の女性(25)は、男性がお買い上げ。2人は友人同士でたまたま通り掛かり、男性が交際中の彼女(25)への土産に購入したそう。「彼女がSNSにアップして『映える』ように、見た目で選びました」
松本市の女子高校生(17)は父親(50)と来店。片思いの男子にあげようか踏ん切りがつかずにいるが、父の意見も参考に売り場を見て回った。「もしあげるとしたら、お小遣いから1000円くらい」。父の職場では、近年はみんなでまとめてもらったりお返ししたりというスタイルになり「楽でいい!」。

健康や美容考え「ロースイーツ」

手作り派も少なくない。最近話題の「ロースイーツ」のチョコレート作り講座(1月27日・信毎メディアガーデンで開催)を取材した。
ロースイーツとは、小麦粉や砂糖、卵、乳製品を使わず生(Raw)の素材を用い、非加熱(48度以上に加熱しない)のため酵素やビタミン、ミネラルが豊富な菓子のこと。
今回のチョコレート作りは、ローカカオパウダーとローカカオバター、メープルシロップなどを使い、丁寧に温度調節しながら湯煎で調理した。
講師を務めたロースイーツインストラクターの小原静代さん(62、松本市大手3)は「食物繊維が豊富で腸内環境を整え、体にも美容にもいい。手作りの良さは、無農薬などの確かな素材が使えること」と言う。
カカオを多く使ったチョコは、濃厚で大人の味わい。参加した伊藤泉さん(53、同市島内)は「体に良いので罪悪感なく食べられる。家族に作ってあげたい」と話していた。

(取材班)

投稿者: mgpress