24日まで 蔵の“お宝”公開 髙橋節郎記念美術館ミュージアムサポーター調査を展示

安曇野市穂高北穂高の安曇野髙橋節郎記念美術館の主屋で24日まで、敷地内にある「北の蔵」の整理をしていたミュージアムサポーターの調査結果を展示発表する「蔵の中には何がある!?が開かれている。漆芸家・髙橋さんの初期の作品とみられる漆塗りの小箱など未発表2点をはじめ、髙橋家で使われていた食器や家具類など“お宝”の数々が並ぶ。
ミュージアムサポーターは市内の公・私立の美術館と博物館でつくる美術館博物館連携事業実行委員会が募集。ボランティアで運営を支える。
同館は、15年前の主屋の改修で髙橋家の生活雑器などを収容して以来、手付かずだった「北の蔵」の整理を希望。市内や近郊の30~60代の男女5人が参加した。
作業は昨年11月からスタート。サポーターは蔵に収められた、明治~昭和初期ころの食器類を中心に制作年や大きさ、用途、価値などを調べて調書を作った。2月までに6回の調査日を設け、最終的に1500点を整理した。
中でも“お宝”は、「節郎作」と裏に書かれた髙橋さんの作品2点。一つは引き出しが二つある小箱で、「利休梅」と呼ばれる絵柄から、大学を卒業して間もなくのころの作品とみられる。地元の名士だった父・太一さんが愛用していたようで、名刺が入っていた。もう一つは小さな重箱。蒔絵(まきえ)を施してあるが、制作年は不明。
ほかに父親を通じて親交があった日本画家・結城素明の扇子が2本。竹や植物が描かれている。いずれも初披露だ。
同館学芸員の堀久士さんは「サポーターたちの熱意の結果」と成果を強調。サポーターの新井和子さん(41、同市明科)は「ほこりの山の中から見つけることが新鮮だった」、京屋裕さん(68、穂高有明)は「昔の生活の様子がつかめた」と活動を振り返った。
展示は午前9時~午後5時(最終日3時)。同展のみの鑑賞は無料。同館℡0263・81・3030

投稿者: mgpress