【緑のキセキ】全社準々決勝(10月19日) 日立栃木ウーヴァ戦 地決まであと1勝

2009年の全国社会人サッカー選手権(全社)は10月17~21日、全国9地域の代表など32チームが出場して千葉県市原市で開催。松本山雅FCはこの大会で、日本フットボールリーグ(JFL)昇格を争う全国地域リーグ決勝大会の出場権獲得を目指し、準々決勝(19日)で日立栃木ウーヴァと対戦。1―1からの延長でも決着がつかず、PK戦(5―3)を制して辛くも勝ち上がった。
山雅は20日の準決勝でAC長野パルセイロと対戦し、勝つと地域決勝大会出場が決まる。
山雅は1回戦(17日)で小山田FC(千葉)を4―0で下し、2回戦(18日)はFC岐阜セカンドと対戦。延長前半5分に右CKに木村が頭で合わせ、2―1で競り勝った。

J1浦和を破り、全国を驚かせた天皇杯2回戦から1週間。山雅に心配されたダメージはなかったが、「負ければ終わり」のトーナメントの緊張感から、選手が硬くなった。
控え主体だった1回戦、ほぼベストメンバーだった2回戦とも先制しながら突き放せず、格下の相手に苦戦。準々決勝も残り2分の土壇場で追い付いてPK戦をものにし、あと1勝で地域決勝大会の出場権を得るところまで何とかたどり着いた。
「(苦戦は)覚悟していた。結果がすべて」と吉澤監督。北村も「内容より勝敗。硬さもあったが勝てた」と前向きだ。チームに負ける気配がないのが、逆転続きの薄氷を踏み、最後に砕けた前年の全社と違う点。J1も倒した自信の表れだろう。
「簡単な試合はない。先は考えず、目の前の一戦をものにするだけ」と大西。くしくも全国の舞台で行う「信州ダービー」に勝ったほうが、その先のJFLとJに近づく。

「緑のキセキプレイバック2009」は松本山雅FCが北信越リーグ1部からJリーグの一歩手前となるJFL(日本フットボールリーグ)昇格を決めた2009(平成21)年の劇的なシーズンを、松本平タウン情報に掲載した記事や写真を再構成してお届けします。

(山岡史明)

投稿者: mgpress