松本山雅開幕直前 J1でリベンジ!

「堅守」ベースに「多攻」に挑む

4年ぶりに国内頂上リーグに挑むJ1松本山雅FC。約1カ月間にわたる県外キャンプでチームづくりに取り組み、事前の準備を終えた。あとは敵地で迎える磐田との初戦(23日午後3時キックオフ)を待つばかりだ。
昨季は激しい上位争いを制し、紙一重の差でJ2初優勝を遂げた山雅。しかし、その戦力だけでJ1を勝ち抜くのは難しい。そこで主力選手のほとんどを残留させた上で、14人の新戦力を獲得。これにより、キャンプで激しい競争が繰り広げられ、昨季の主軸もポジションが保証されないほど選手層の厚みが増した。
さらにチームの完成を早めるべく、1次キャンプの会場を例年より温暖な地に変更。実戦機会を増やし、戦術の浸透や連係の向上を図った。9日にはJ2大宮とプレシーズンマッチを行うなど、緊張感がある中で研さんを積んだ成果で、選手の試合勘やゲーム体力も上向いた。
反町康治監督が続投したこともあり、戦い方に昨季と大きな違いはない。チームの根幹である「堅守」をベースに、速攻と遅攻を織り交ぜた「多攻」に挑む。一芸に秀でたアタッカー陣が加わったことで、攻撃のバリエーションは増した印象だ。あとはゴール前での精度を高め、昨季からの課題でもある得点力のアップを果たしたい。

サンアルが
スター選手のプレーに沸く

J1は山雅が前回戦った4年前と比べ、大きく変化した。いわゆる「DAZN(ダ・ゾーン)マネー」が投入されたことで、名だたるスター選手が日本でのプレーを選択するようになった。
元スペイン代表のイニエスタやビジャ(以上神戸)、フェルナンドトーレス(鳥栖)、元ドイツ代表のポドルスキ(神戸)ら欧州のビッグネームだけでなく、ブラジルからもレアンドロダミアン(川崎)やジョー(名古屋)といった代表経験者が来日。彼らが卓越したパフォーマンスを見せるサンプロアルウィンは、かつてない素晴らしい雰囲気に包まれるだろう。
外国人のスター選手を擁する川崎や神戸などは、上位の維持あるいは進出のために日本人選手も積極的に補強しており、山雅にとって容易ではない強敵だ。鹿島や浦和などもチーム力が高く、サンアルでも多くのアウェーサポーターの後押しが予想される。

生き残る鍵は得点力アップ

これまでの練習試合やプレシーズンマッチなどを見る限り、今季の山雅は昨季までと同じ3―4―2―1のフォーメーションを採用する。ポジション争いは、戦術を理解している昨季までの選手が優位に立つ印象だが、新加入選手も個人の能力が高く、攻守において貴重なピースになりそうだ。
J1で生き残るには、得点力アップが最も重要な課題だ。特に新戦力のFWレアンドロペレイラ、スピードスターのFW前田に注目が集まる。また、競争が激しい左ウイングバックは、新加入のDF高橋が高精度のクロスとドリブル突破で一歩リードか。サイドからのチャンスメークで、攻撃陣をアシストする役割が期待される。

(フリーライター多岐太宿)

今季J1 いよいよ開幕2大会に挑む

リーグとカップ戦並行して
チケット人気発売日確認を

山雅は今季、週末開催のJ1リーグ戦に加え、主に水曜夜のJリーグカップ戦「YBCルヴァンカップ」にも参戦。並行して2大会を戦う。
ルヴァン杯は、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場する4クラブを除くJ1の14チームと、J2の2チーム(昨季J1の17、18位)を4チームずつ4組に分けて予選リーグ(3~5月)を行い、各組2位までがプレーオフ(6月)へ。これを勝ち抜いた4チームにACL出場の4チームが加わり、決勝トーナメント(9~10月)で争う。
今季開催が決まっているサンプロアルウィン(松本市神林)での山雅のホーム試合は、J1リーグ17戦とルヴァン杯の予選3戦。
入場前売り券は大人がS席5000円(高校生以下2000円)、A席4500円(同1500円)、ホーム・アウェー側とも自由席2500円(同700円)など。当日券はいずれも500円(高校生以下のホーム・アウェー自由席は300円)増し。
リーグのホーム開幕3節(3月9日)浦和戦、5節(同31日)川崎戦がすでに売り切れるなど、試合によってチケット入手が困難になりそうだ。ホーム戦チケットの販売開始日(4月分は3月3日、5月分は4月3日|など)はクラブ公式サイトで確認できる。問い合わせは株式会社松本山雅℡0263・88・5490

23日開幕戦PVなど開催

23日のアウェーでの開幕戦はチケットが完売。松本地方で行われるパブリックビューイングや観戦イベントは次の通り(喫茶山雅以外は無料)。
▽喫茶山雅(松本市大手4)500円(1ドリンク付き、3歳以下は無料)。1階席は前日までに要予約、2階席は当日先着順で受け付け。℡0263・75・8050
▽上土劇場(同)先着150人。午後2時開場。山雅後援会上土支部℡0263・36・2007
▽アルピコプラザ(同市深志1)7階特設会場で100人。午後2時から会場で整理券配布。運営管理室℡0263・88・6566
▽イオン南松本店(同市双葉5)1階セントラルコートで50人。午後2時から会場で整理券配布。℡0263・29・0011
▽イオン豊科店(安曇野市豊科)3階イオンホールで100人。午前9時半から会場で整理券配布。午後2時開場。℡0263・72・3177

(長岩将弘)

投稿者: mgpress