地域おこし協力隊員の大瀬さん香港の大会で トレイルラン優勝 王滝

王滝村の地域おこし協力隊員で、トレイルランニング競技に取り組む大瀬和文さん(37)が、今月5日に香港で行われた国際大会「The9Dragons(九龍)Ultra」で初優勝した。村内でトレイルツアーを開いて集客を図るなどしており、隊員としての活動にも弾みがつきそうだ。
大会は2日間で計144キロを走破し、合計タイムで順位を決めた。3回目と歴史は浅い大会だが、各国の有力ランナーが出場し、大瀬さん自身も3度目の挑戦だった。
標高約930メートルの村での練習が、おのずと高地トレーニングになっているといい「優勝はこの環境で仕事ができるおかげ」と言う。
大瀬さんは東海大陸上部OBで看護師の資格も持つ。2014年から国内外の大会に出場し、同年の御嶽山噴火の際、「山の中をフィールドに活動する自分に、何かできることはないかと考えた」。
翌年5月、アウトドアスポーツで村を応援する催しの一環で、林道を走るレースに参加。その後も村内で開く大会に何度か出場し、村民の温かさや豊かな自然に引かれて17年7月に協力隊員になり、都内から移住した。
村内でのトレイルツアーは、木曽おんたけ観光局のモニターツアーとしてこれまで4回開催。実力者の大瀬さんと走れるとあり、14人が参加した回もあった。
来年度はトレイルコースの整備をはじめ、さまざまな切り口で村の活性化に取り組むという。大瀬さんは「御嶽山の信者が歩いた古道や森林鉄道の跡などは、村の歴史や文化を感じさせる。トレイルをしながら伝え、残していきたい」と話す。
(倉橋孝四郎)

投稿者: mgpress