子育てにも役立つコーチングを学ぶ 入園・入学に向けてQ&A

親子で心を満たしておいて

コーチングのスキルを、どう子育てや人付き合いに生かすか。森田舞さん(45、長野市)=コーチングアカデミー長野校校長、ゆめサポママ@ながの共同代表=に聞いた座談会で、参加者の質疑や感想について報告します。この春に入園、入学を控える子どものママが多く、同じ母親の立場である森田さんの話に大きくうなずきながら聞きました。入学に向けてのアドバイスをQ&Aで紹介します。
Q子どもが人見知りなので、入学してなじめるか心配です
A小2の娘が入学する時、同じクラスには同じ園からの子がいない状態でした。人見知りの娘。不安いっぱいでしたが、慣れるためにはまず知り合い(友達)をつくること。親が一緒にいてあげられるのは入学式の時のみ。親の頑張りどころです。
コーチングの考え方ではまず「入学式の目的を明確にする」ことが大事。入学式を「子どもの安心感をつくる」機会と考えて、コミュニケーションを図る努力をしましょう。
まずは、親が周囲の友達やお母さんたちへ声を掛けるのです。お友達には「お名前は?〇〇ちゃん、この子△△って言うの。お友達が1人もいないからよろしくね」。お母さんには「〇〇ちゃんって言うんですね。うち、△△です。同じ園の人が1人もいなくて…。どうぞよろしくお願いします」っていう感じで席の周りの子に声を掛けました。
初対面の人に声を掛ける大人も大変ですが、この日だけは子どものために頑張るのです。それが功を奏したこともあり、すぐにクラスになじみ、現在娘は学校を休みたくないというほどに楽しい学校生活を送っています。
Q学校や先生との付き合い方は?
A私が心掛けていることは、先生だって1人の人間であるということです。しかも、毎日忙しくて大変。なので、先生の味方になりたいと思っています。学校や先生との付き合い方では「信頼関係をつくるために、味方になる」「人は見られたところが伸びる」というスキルを活用しています。
先生に感謝し、良いところを見つけます。親が先生のことを嫌っていたら、子どもも先生を好きにはなれないでしょう。先生も、小学校に入ったばかりの子を何十人も一気に見なくてはならないのですから、全員に平等に目が届くとは限らない。叱られることもあると思います。
子どもが先生をマイナスに見る前に、「私は先生のこういうところ良いと思うよ」と子どもに伝えていくんです。親が伝えることで、子どもは先生の良い所を見るようになるのではないでしょうか?併せて、連絡帳や懇談会で先生への感謝のコメントを忘れずに。
Qそれでもやっぱり不安な時は?
A心が不安でいっぱいになっている状態で初めての場所に飛び込ませるのではなく、心を楽しいことやうれしいことでいっぱいにして、小学校のスタートを迎えましょう。普段だったら、ちょっとぜいたく!ということも、この春だけ許すのも一つ。可能な範囲での楽しみを。
ママ自身も今から心を満たしておきましょう。そうすることで、目指すは笑顔で「いってらっしゃい」「おかえりなさい」です。簡単そうで、結構大変。家は安心できる場所と思ってもらえるよう、ママは笑顔を。

【参加者の感想】

●西絢子さん(39、池田町、子ども3歳)日々抱えている問題と向き合えてよかったです。自分も子どもも自立しないといけないと思いました。
●宮嶋美和さん(40、松本市、子ども6歳、1歳)人付き合いが苦手だと思っていました。第一印象の笑顔が大事だということが分かり、やってみようと思います。
●伊藤有香里さん(32、松本市、子ども6歳、3歳)子どもが入学を控えていますが、自分の思春期の経験からなんとなく学校に抵抗感があります。でも過去の感情は横に置いて、子どもが楽しく過ごせるよう笑顔でいたいと思います。
●久保一恵さん(35、松本市、子ども8歳、5歳)自分が子どものころにされて嫌だと思ったことを、親心でやってしまうことがあるので、子どもの自立が何かを意識したいと思いました。信じて見守りたいです。
●松本まゆみさん(39、松本市、子ども14歳、12歳)笑顔の人には話し掛けやすく、人が集まってくるということに納得。実践してみたいです。
●冨田琴美(イクトモメンバー、39、松本市、子ども4歳、1歳)子育てという責任の重さを痛感することが多いですが、子どもの人生は子どものものという意識を忘れないようにしたいです。

(藤原里絵)

投稿者: mgpress