自然界の不思議 「擬態」写真展 旬の自然観察の会 3月3日まで髙橋節郎美術館 【穂高】

中信地区を拠点に生き物の写真撮影を多く手掛ける「旬の自然観察の会」は3月3日まで、メンバーが撮りためた「擬態」の写真展を、安曇野髙橋節郎美術館(安曇野市穂高北穂高)敷地内の南の蔵で開いている。サブタイトルを「生き物たちの忍術」とし、植物と同化したり、より強い生き物に姿を似せたりする自然界の不思議な写真35点を並べている。
撮影者は同会の丸山隆さん(69、松本市南原)、那須野雅好さん(59、安曇野市三郷)、中田信好さん(59、同市堀金)の3人。「擬態写真は分かりにくいので、公開する機会が少ない。どうせならまとめて紹介しよう、と考えた」と那須野さん。
1階は周囲に溶け込んで隠れる生き物の写真。枯れ葉と同色のミミズク、樹皮に身を隠すキノカワガ、草むらに溶け込むショウリョウバッタなどで、入場者が1枚ごとに目を凝らし探す姿はクイズ会場のようだ。
体の一節一節がヨモギの花のようになるハイイロセダカモクメ(ガ)の幼虫を撮影した中田さんは「擬態の名手」と感心する。
2階は、周りに溶け込むのではなく、全く違う物に体を似せて身を守る虫の写真。那須野さんが「だまし絵の世界」と話すムラサキシャチホコ(ガ)は、平らな羽を色の濃淡で立体的に見せ、丸まった葉のように見せる。
アオバセセリ(チョウ)の幼虫の頭はテントウムシのよう。スズメバチそっくりな体をしたカミキリムシなどの写真も並ぶ。3人は「自然界の不思議を楽しんで」としている。
午前9時~午後5時(最終日は3時)。同展のみの入場は無料。同館電話0263・81・3030
(長田久美子)

投稿者: mgpress