「ごりらせんせいの飲み会」人気 地域の若者集う場 年4回居酒屋店主の中村さん企画 【木曽】

木曽町福島の居酒屋「ちから」店主の中村政春さん(43)は年4回、自身のあだ名を冠した「ごりらせんせいの飲み会」を同店で開いている。「地域の若者が交流する場に」と2005年から続け、参加者から夫婦が誕生したことも。町の活性化に一役買っている。
今月5日の飲み会には、町内在住者のほか県内外の転居先から駆け付けた人、ALT(外国語指導助手)ら20、30代を中心に35人が集まった。
初めて参加した米国人のALTモニカ・ドノバンさん(24、同町三岳)は「たくさんの人と出会え、明るくて面白い」。会で夫と知り合い、07年に結婚した依田朋実さん(32、同町新開)は「この会があったから今がある。感謝してます」。
中村さんは、飲食業に就きたいと19歳で渡米。25歳の時に永住権を取得し、レストランで働いた。その間に、木曽ですし店を営んでいた父が亡くなり、空いた店を居酒屋にして再出発しようと、29歳で地元に戻った。
米在住時に、現地の人が親身に接してくれたこともあり、自身も何かしたいと「飲み会」を企画。店の定休日に腕を振るう“ホームパーティー”のノリで知人に声を掛けてスタート。当初7人だった参加者は次第に増え、多い時は50人になり、今も平均で45人が集まる。
帰郷した際、居酒屋とともに開いた英会話教室が「ごりらせんせいの寺子屋」。教室を閉じた今も、その名で親しまれている中村さんは「飲み会も10年以上続けると、高校生が大人になったような感慨深さがある。ここで人とつながり、木曽の生活を楽しんでもらえれば」と話している。
(井出順子)

投稿者: mgpress