JIA長野県クラブ「学生卒業設計コンクール」

JIA(日本建築家協会)長野県クラブは2月17日、「長野県学生卒業設計コンクール」を松本市美術館で開いた。第13回建築祭「ひと、まち、建築」のプログラムの一つで、建築学科がある高校、専門学校、大学を対象に実施。生徒、学生らは学びの集大成の力作を出品、専門家らの公開審査を受けた。
コンクールは今年で28回目。建築を学ぶ学生にとって“卒論”でもある卒業設計を、社会で建築を実践している人たちから評価を得られる機会となっている。
今回の審査員は建築家の原田真宏さん(東京都)をはじめ、JIA県クラブ代表の荒井洋さん(松本市)ら4人。高校の部は池田工業(池田町)、飯田OIDE長姫(飯田市)、上田千曲(上田市)、長野工業(長野市)から34人、専門学校は上田情報ビジネス(上田市)の12人、大学は信州大工学部(長野市)の11人が出品。模型とコンセプトなどを示したパネルとともに展示した。
このうち大学生の部門は一人一人がプレゼンテーション。シャッター商店街の再生、斜面の多い住宅地、自然に溶け込んだ高齢者施設、エネルギー循環型農村の設計など、それぞれが意図や土地、用途などを説明し、審査員から直接質疑を受けた。
金賞は、「レンガ巡るまち」として日本煉瓦製造跡地の活用計画をテーマパーク風にまとめた4年生の秋山由季さん(23)。「1年間頑張ってきたことが評価されてうれしい」と喜んだ。秋山さんは全国コンクールに参加できる。
原田さんは「それぞれのポテンシャルが高い。可能性を感じる」と講評。学生たちの今後に期待を寄せた。

投稿者: mgpress