文化伝えるひな飾り 妻籠宿3カ所に展示

南木曽町にある妻籠宿内の無料休憩所など3カ所に、月遅れのひな祭りに合わせてそれぞれ趣が異なるひな人形が飾られている。外国人も多く訪れる宿場町で、日本の伝統文化を伝えたいと妻籠観光協会女性部などが企画。人形は住民が持ち寄ったり、寄付したりした。
「ふれあい館」には最も多い約700体を展示。豪華な段飾りの前にビールジョッキやエレキギターを手にしたおきな、ハンバーガーを頬張る五人ばやし、手まりで遊ぶ三人官女などが並び、みやびな世界に楽しい演出も。会場で色打ち掛けを羽織り、ひな飾りを背景に写真が撮れる。
観光案内所には、ひな人形を御殿の模型の中に飾る「御殿飾り」が2セット。女性部副部長の藤原恵子さん(64)は「私たちが幼かった頃はこの形。見る人が温かい気持ちになってくれれば」。
本陣の「土雛(びな)展」は、約100体を展示。ひな人形のほか菅原道真や歌舞伎役者などをかたどった土人形の柔らかい表情が、来館者を和ませる。
展示は、家庭で飾らなくなった人形を披露する機会にも。観光協会の今井啓文副会長(64)は「単なるイベントでなく、妻籠の文化を伝える場として末永く続けたい」。
ふれあい館と観光案内所は4月3日まで、本陣は5月中旬まで展示する。妻籠観光協会℡0264・57・3123
(井出順子)

投稿者: mgpress