ママの再就職はじめの一歩


子どもの入園、入学を機に再就職を考えているママも多いのではないでしょうか。久しぶりの就職活動。不安ばかりで一歩前に進めない…。そんなママのために、県内大手企業の人事畑で経験を重ね、現在松本市で人事コンサルタント会社の代表として、再就職支援をしている赤沼典昌さんに、ママの就活へのアドバイスを聞きました。
★職探し
少子化により労働人口が減少していくと言われています。今よりももっと女性が活躍できる場が広がり、期待も大きくなっています。ですが、完全に希望に合う仕事はおそらくありません。
「家から歩いて行ける職場。土日休み。平日も休みが取りやすい…」。仕事探しに全ての条件を当てはめるのではなく、希望条件にまず優先順位をつけてみてください。
★アピールポイント
子育て中は働いていなかったのでキャリアのブランクを感じて自信を失っているお母さんが多いのですが、就職していなくても仕事に生かせる経験は積んでいます。仕事とは自分の能力を発揮して、他人の困り事を解決することです。子育てはまさに相手(子ども)の困り事を支援し、リーダーシップを発揮した経験です。育児休暇を取得し職場に復帰した女性は、時間管理が以前よりうまくなり生産性がアップするという報告も聞きます。
採用側は過去の行動から何ができる人なのかを見極めたいと思っています。何か困った場面に遭遇した時に、どんな行動をして結果はどうだったか、そこから何を学んで次はどうするのかをアピールできるようになるといいです。それには離職の期間も家事や育児を毎日の繰り返しにせず、経験と知識を積み重ねていくよう意識してみましょう。
★履歴書の書き方
今はあまり書かなくなったとは思いますが、ラブレターを書くように相手に思いを伝えるように書いてみてください。履歴書にはその人の性格や態度を感じ取りたい。手間をかけても応募する意欲のある人だけに絞り込みたいという目的があります。
★面接について
次の(1)~(5)の中で一番好印象になる方はどれだと思いますか?
(1)プラスの印象から上がる
(2)マイナスの印象から上がる
(3)プラスマイナスゼロから上がる
(4)プラスの印象から下がる
(5)マイナスの印象から下がる
心理学では、マイナスからプラスに転じる方が評価が高くなる「リカバリーパラドックス」といわれる2番のケースが一番なのですが、短い面接時間で最初にマイナスの印象を持たれてから好印象にするには難しいです。プラスマイナスゼロの印象から、少しでもプラスの印象に終わるように3番を目指したいですね。
面接では社会人としてのマナーと印象をチェックしているので、清潔感を大事に、希望する職種や企業に合わせた服装を心がけましょう。緊張してしまうと思いますが、落ちついて口角を上げて笑顔を忘れずに。
★不合格だったら
採用側がイメージしている役割と合わなかっただけであって、あなたの人格や人間性を否定している訳ではありません。もっと自分らしさを生かせる職場に巡り会えるチャンスが広がったと思って、気にしないことです。

【プロフィル】
赤沼典昌
マーベルキャリアコンサルティング合同会社代表、日本経団連キャリア・アドバイザー。県内の精密・情報関連機器メーカーの元人事部課長。2016年人事コンサルタントとして会社を設立。有料職業紹介・再就職支援事業に携わる。学生、社会人、ママら200人を超える転職活動に関わりキャリアの節目に寄り添う。53歳、松本市出川。
(本庄みどり)


投稿者: mgpress