布で作る盆栽作品展

松本市高宮南の造形盆栽の教室「造形盆栽アトリエ史」は20~24日、生徒らの作品展「布で作る草盆栽展~思いのままに」を松本市美術館で開く。造形盆栽は布を使って花びら1枚から手作りして作品に仕上げる。教室の主宰、樋勝史子さん(75)は、この道45年の大ベテランで独自の造形美を生み出している。「作品全体の美しさだけでなく、細部までのこだわりも見てほしい」と話す。
専用の布を使い、花びら1枚から切り出し、染料で染めたり、電気こてを当てて葉脈などを表現したりする。茎などはワイヤを使う。できた花などは土を入れた器に飾って作品に仕上げる。松葉なども1本1本手でよって作るため、「半年かかる作品もある」と樋勝さん。
樋勝さんが造形盆栽と出合ったのは30歳の頃。松本のある店のショーウインドーに飾ってあった松の造形盆栽を見て一目ぼれ。すぐに講師の資格を取得した。25年くらい前から、タンポポやサクラソウ、オオイヌノフグリなどのかわいらしい草花を作るようになり、現在は朽ちかけた木の脇に小さな一輪の花が咲いているといった独創的な作品を作り出している。
約15年前に樋勝さんの作品を見て感動し、習い始めたという石井洋子さん(65、同市蟻ケ崎)は「いくつものパーツを作り、それを一つにまとめていくときがわくわくする」と面白さを語った。
現在、生徒は13人で、本格的な作品展は2005年から2年に一度開いている。今回は樋勝さんの作品を含め、約50点を展示する。
樋勝さんは「夢中になれるところがいい。気分が乗らないと心のこもった作品はできません」と話す。
作品展は午前9時~午後5時(最終日は4時)。入場無料。アトリエ史電話25・8759
(浜秋彦)

投稿者: mgpress