エベレスト登頂 大町の平林さん本出版

日本人として初めてエベレストに登頂した1人で、大町市出身の平林克敏さん(84、兵庫県)が、著書「エヴェレストが教えてくれたこと」を山と渓谷社から出版した。山登りや仕事から学んだことを伝えている。
平林さんは大町南高校(現大町岳陽高)出身。進んだ同志社大の山岳部で西ネパール最高峰のアピ峰登頂などを果たした。1970(昭和45)年5月には、日本山岳会のエベレスト登山隊に参加して登頂に成功。住友ゴム工業で専務などを務め、企業人としても知られる。
著書ではこれまでの登山、仕事での挑戦を振り返り、そこで培った人生哲学を紹介。信条とする「行動・体験・創造」について書いた章では、どのような分野でも大きな夢や理想を持って挑戦することの大切さを繰り返し述べている。最終章には、「常に可能性を求める」「安易な道を選ばない」「正々堂々と生きる」などといった高い理想を育むための10の言葉を挙げた。
平林さんの著書は4冊目。「何事も『情熱と行動』が全て。そういったことをこの本から感じてもらえたらうれしい」と話す。
四六判、304ページ。1800円(税別)。大町市の塩原書店(電話0261・22・0076)などで扱う。
(大山博)

投稿者: mgpress