自動車社会からの転換考える市民ワークショップ

松本市と信州大学、同市のNPO法人SCOP(スコップ)は10日、自動車中心の社会から徒歩や自転車、公共交通などの利用へと転換する「次世代交通政策」について考える市民ワークショップ(WS)をMウイング(中央1)で開いた。2月に続いて2回目。53人が参加し、2060年を生きている未来人になりきる「フューチャーデザイン」手法で意見交換した。
今回は、松本駅と松本城、あがたの森公園を結ぶ「トライアングル」を中心市街地とし、グループごとに「住居・働く」と「楽しむ・憩う」の2項目で、それぞれ2060年の姿をイメージした。
「トライアングル内は歩行者天国になっている」「レトロブームで中町や旧開智学校が人気」という肯定的な姿や、「観光客が増えて住みにくい」「人との交流が減った」という否定的な指摘も。意見を踏まえ、未来人の視点で2060年のトライアングルの様子を絵と文字で表し、市街地を歩いた2月のWSの際に現代人としてまとめたトライアングルの今と比較した。
参加した会社員の小倉康弘さん(47、深志)は「40年後になりきるのは楽しい一方、想像しづらいこともあったが、未来を考えるきっかけになった」、2人の子育て中の柳原貴子さん(36、本庄)は「肯定的な意見が多くて、今より良い街になっているのではと感じた」と話した。
WSは、無作為に抽出した市民に参加を呼び掛けて開催。交通施策の策定の参考にする。
(井出順子)

投稿者: mgpress