由比ケ浜真吾さんに聞くマスクの正しい選び方

春になり、花粉症の人はつらい時期を迎えています。対策の一つとしてマスクは必須。最近は多機能、付加価値の高い品などいろいろな種類がありますが、自分に合う物を選び、正しく着けないと本来の効果は得られません。マスクの選び方を松本市岡田松岡の由比ケ浜薬局の薬剤師、由比ケ浜真吾さん(33)に聞きました。

形状や素材・機能など多彩に進化
サイズ選びは特に注意を

★形状・素材
一般に使用される家庭用マスクの形状は大きく分けて3種類。鳥のくちばしに似た「立体型」、ひだを広げて使う「プリーツ型」、昔ながらの「平型」です。
それぞれ一長一短があります。立体型は口元に当たらないのでメークが崩れにくい一方、サイズが合わないと隙間ができてしまいます。
プリーツ型はいわばオールラウンド。フィットしやすく誰でも合わせやすいです。ただ、立体型に比べると隙間ができやすい。唇に当たりやすく、メーク崩れもしやすいです。平型は全般的に安価ですが、隙間ができやすく、花粉が侵入しやすいです。
素材は古くからあるガーゼタイプと不織布タイプがあり、最近は不織布が主流です。紙おむつや生理用品にも使われています。
★サイズ選び
最も重要なのがサイズ選びです。中でも立体型は特に注意が必要です。
商品パッケージに「99%カットフィルター」などの表示がある場合、正しく着ければ効果が期待できるでしょう。でも、サイズを間違うと隙間から花粉が入り込み、せっかく高いマスクを買ったのに-といった残念な結果にも。「マスクのサイズの測り方」を参考に正しいサイズを選んでください。
★機能・付加価値
高機能、快適さにこだわった商品が増えています。装着した時に耳が痛くなる人はゴムの幅が広いもの、素材が軟らかいものなどを選ぶと楽になるでしょう。
眼鏡をかける人は、レンズを曇りにくくする、鼻の部分にクッションが付いたタイプがお薦めです。
素材も進化していて、新ポリウレタン製の商品は、ピタッとフィットする着け心地の良さが特徴です。繰り返し使える洗えるタイプ、「花粉を水に変える」という新発想の商品も注目を集めています。
ほかにも椿(つばき)のオイルを染み込ませたもの、肌触り重視、ファンデーションや口紅が付きにくい、アロマの香り付き、使い回しができる-など多彩です。色も定番の白だけでなく、ピンクや水色など色物、柄物も。おしゃれや気分で選んでもいいでしょう。
★上手な活用法
衛生面でいうと、こまめにマスクを交換するほど良好な状態が保てるといわれています。とはいえ、お財布の都合もありますよね。用途や場面に応じて使い分けてはどうでしょうか。
一例として、外出時は効果が期待できそうな機能性の高いタイプを選び、自宅やオフィスなど屋内では廉価なものにするという方法です。
店ではお得な、いわゆる箱マスクが売れ筋です。60枚入りで400円前後。最近は箱マスクでも個包装されたものがあります。個包装は衛生的にもお薦めです。

【マスクのサイズの測り方】
(出典:一般社団法人日本衛生材料工業連合会159)
①親指と人差し指でL字形を作る。
②L字形にした状態で、耳の付け根の一番高い所に親指の先端を、鼻の付け根から1センチ下のところに人差し指の先端を当てる。
③親指から人差し指までの長さを測る。

測った長さが、▽9~11センチ=子ども用サイズ▽10.5~12.5センチ=小さめ▽12~14.5センチ=普通▽14センチ以上=大きめ-が選ぶ目安。

投稿者: mgpress