8×8=64(はっぱむし)さん安曇野で作品展

安曇野市穂高有明のギャラリーぬく森は26日まで、「8×8=64(はっぱむし)」の作家名で活動する伊那市の陶芸家、高橋智恵子さんの作品展「手のひらの幸せ」を開いている。普段作っているコミカルな動物をあしらった豆皿やカップ、箸置きなどの他、この作品展のために制作した物語性のある陶器の街並みなどが並ぶ。
物語性のある作品のタイトルは、「浮遊する片隅の町」。イメージが伝わりやすいよう「地図に載っていないパラレルワールドの中の町に、主人公の少年『サン』がいて、その子の憧れは、年上の親友『マリョ』が空の工場でつくる雲」という内容の詩を添えている。はっぱむしさんは「マリョが工場へ行く手段はドラゴンに乗ること。でも、ドラゴンは普段は流木に見えている」と楽しそうに話す。
実際の作品には、青、オレンジ、赤などの屋根の小さな家がたくさん並び、大きめの流木も置いてある。工場のある空は一段高い位置に作り、さらに上の空間には、浮雲のような白い綿を配置している。
他のコーナーには、サンが家で交換する役目だという電球型の豆皿や、サンの憧れの雲を描いた四角い皿、雨粒型のライトなどが並ぶ。自作のスプーンに、土が要らないエアプランツを入れたシリーズなどもある。
はっぱむしさんは1988(昭和63)年、会社勤めをしながら陶芸を習い始めた。12年に工房を開き、以降はクラフト展などで作品を発表。15年には県工芸展に初出展で初入選している。
午前10時~午後5時。木曜定休。ぬく森電話84・4133
(長田久美子)

投稿者: mgpress