J1再び課題見る(上)満員のサンアル

山雅が4年ぶりにJ1で戦う今季、リーグのホーム開幕戦となった3節・浦和戦(9日・サンプロアルウィン)は、歴代3位の1万8922人が来場した。ホーム2戦目の川崎戦(31日)、3戦目の神戸戦(4月6日)もチケットが完売。「満員御礼」が続く一方、「チケットが買えない」というファンの嘆きも聞こえてくる。クラブ運営会社で集客を担当する上條友也副社長に、現状や対策を聞いた。
3月初め時点でシーズンパス購入者は1万人を超え、公式ファンクラブ「クラブガンズ」会員は9000人に達した。どちらも過去最高は初めてJ1で戦った2015年。シーズンパスは9731人、ファンクラブは7279人だったが、既に上回った。
上條副社長は「チケットもシーズンパスも値上げしたにもかかわらず、正直なところ予想以上の売れ行き」と受け止める。
今季の特徴は、初めて観戦する人が多いこと。運営会社への問い合わせも、チケットの買い方や入場の仕方など観戦の“いろは”が多いといい、「いわば、未来のファンづくりの好機。そのためにもいっそう、スタジアムに足を運んでくれた人に高い満足感を提供しなくては」(同副社長)と力を込める。
ただ、チケットが入手しにくくなり、「『観戦難民』が生まれつつある」(同)のが悩ましい点だ。ファンクラブ会員増も、チケットが先行販売で入手できることが後押ししたとみられる。
運営会社は新たな取り組みとして、主にインターネットでの情報入手に不慣れなシニア層に向け、スマートホン講座を計画中。4月以降、不定期に開き、基本操作やオンラインでのチケット入手法などを教える。
また、これまでアウェー戦に限っていたパブリックビューイング(PV)を、ホーム神戸戦で行う予定。ホーム戦のPVは、以降も開催を検討するという。
(長岩将弘)

投稿者: mgpress