パラ駅伝出場 松本養護 田中 県代表チーム入り

松本養護学校高等部2年の田中仁(17、塩尻市)が、24日に東京・駒沢オリンピック公園で開く「パラ駅伝inTOKYO」(日本財団パラリンピックサポートセンター主催)に、県代表チーム「しなのパープルズ」の一員として初出場する。知的障害ランナーが走る5区(2・42キロ)を任され、「上位入賞に貢献を」と意気込む。
広汎性発達障害の田中は、1500メートルが得意な中距離選手。自己記録は広陵中3年時に出した5分5秒。県中学駅伝にも出場した。
小学3年時に母の雅子さん(47)と一緒に自宅の周りを毎日1キロ走り始め、高学年になると陸上クラブに入り、顧問と強い信頼関係を結べたこともあって力をつけ、5年時には雅子さんが自転車で伴走するほどに。
広陵中の陸上部では1学年上に、佐久長聖高の主将として昨年末の全国高校駅伝などで活躍した松崎咲人がおり、その貪欲な姿勢に刺激を受け、練習を積んで大会のたびに自己記録を更新した。
しかし、養護学校に入ると日常的に指導を受ける環境がなく、小中学生の陸上教室に週1回参加したり、自由時間に毎日走ったりしたが、記録は伸び悩んだ。「もっと成長したい」と願っていたところに、視覚や聴覚などの障害者と車いすランナー、健常者が8区間・計約19キロを走るパラ駅伝出場の話が舞い込み、迷わず飛びついた。
2月に長野市内で行ったチーム合宿に参加し、チームメートの指導を受けて縮こまっていたフォームが再び大きくなってきたという田中。本番の目標タイムは8分台前半。「名誉ある舞台で、最高の走りをしたい。イメージはできているので、あとは表現するだけ」と力を込める。
6区(肢体不自由ランナー)を走る県代表チームの小林和久主将(県松本保健事務所)は「仁君は伸びしろが大きい。ムードメーカーでもあり、役割は重要」と期待する。
(松尾尚久)


投稿者: mgpress