今井小 清水教諭 卒業生にはなむけのチョークアート

松本市の今井小学校で15日、同校の清水宗太郎教諭(34)が黒板に絵を描く「チョークアート」で卒業生27人を送り出した。青空の下、桜や山々を背景にタカが飛び立つ姿を、夜中に描き上げた渾身(こんしん)の作品。卒業式に出席するため、最後の登校をした児童から「わあ、すごい」「やばい」と歓声が上がった。
タカは、子どもたちが未来へ羽ばたく姿をイメージ。空は青、冠雪の山や桜の花は白とピンクのチョークで、それぞれ丁寧に塗った。前日の午後7時半ころ制作に取り掛かり、当日の午前0時半ころまでかけて仕上げた。
清水教諭が卒業生のためにチョークアートを描くのは2年目。4、5年生の時に担任した昨年の卒業生たちに「何かしてあげたい」との思いから独学で描き方を調べ、妻さやかさん(33)の協力も得て卒業式の前夜に、「輝ける未来へ大ジャンプ」のイメージで、桜の花や跳びはねる制服姿の生徒を描いた。
子どもらや保護者が喜び、記念撮影する姿に「やってよかった」と思うとともに、5年生だった今年の卒業生から「私たちの時も」と言われ、今年も制作することに。
期待していた児童も多く、清水教諭は「ちょっとプレッシャーもありましたね」と苦笑い。卒業生の古畑実桜さんは「去年の絵よりすごい。タカの羽の模様や、目の影の表現などが特にすごい」とうれしそうに話した。
(上條香代)

投稿者: mgpress