J1再び 課題見る(下)来場者増、人手不足懸念

サンプロアルウィンへの来場者増が見込まれ、いっそうの混雑や周辺の迷惑駐車などへの対策も求められる今季。J1リーグのホーム開幕・浦和戦(9日)には約1万9000人が来場したが、山雅運営会社の上條友也副社長は「来場者数のわりに、想定したほどの混乱はなかった」と振り返る。
クラブは不正防止や快適性の向上を目的に2017年、入場開始後15分間は荷物などを置いての席取りを禁止するなど、先行入場に関するルールを整備。昨季からは「みんなでつくろうスマイルアルウィン」のキャッチフレーズで来場・観戦マナーの向上を呼び掛け、これらの取り組みが一定の効果を上げているとする。
今季は課題の駐車場不足の対策として、新たに駐車場仲介サービス会社と提携し、サンアルに近い住宅やアパートなどの空き駐車場を利用できる仕組みを導入した。効果は未知数だが、「今後も使える駐車場を増やし、迷惑駐車解消に役立てていく」(同副社長)。
来場するアウェーのサポーターもJ2より格段に増え、観戦の雰囲気が盛り上がる一方、過去には他のスタジアムでサポーター同士の小競り合いなども発生している。サンアルでもトラブルに対処するノウハウを持った警備スタッフを増やすなど、質・量両面でいっそうの充実を図る考えだ。
ただ、サンアルで観客の案内や入場券のチェック、会場設営などを担当して試合運営を支えるボランティア「チームバモス」の登録者は今月初め時点で約250人。近年は最終的に300人台前半になるが、実際の参加者は1試合当たり約100人。今季は試合によって人手が不足することも予想され、クラブもつながりがある企業や学生にボランティアを依頼するなど、バモスにだけ負担をかけない方法を模索中だ。
「ボランティアの力は大きく、本当にありがたい。協力してもいいという人は、ぜひ連絡してほしい」(同副社長)という。松本山雅電話0263・88・5490
(長岩将弘)

投稿者: mgpress