帝京大卒業の上条さん 古巣で恩返し空手指導

大学空手の強豪・帝京大(東京)で空手部副主将として活躍し、この春、同大を卒業した上条優太さん(22、松本市石芝出身)が22日、小、中学生の頃に稽古を積んだ道場「松本明誠会」の練習に参加し、子どもたちを指導した。社会人となる節目に「最後の恩返し」と感謝の気持ちを込めた。
この日、塩尻市の吉田西防災コミュニティセンターで行われた稽古には、小学生を中心に約50人が参加。上条さんが道着に着替えると、子どもらが駆け寄り「おす」とあいさつ。上条さんは、軟らかい棒を持って子どもの蹴りを受けたり、グループに分かれて行う組手の稽古で、身ぶりを交えて手順を教えたりした。
上条さんは、小学1年から中学3年まで同道場で鍛錬。強豪という福島県の高校から帝京大に進んだ。副主将として臨んだ4年時は、東日本大学選手権の団体組手で優勝、全日本大学選手権の団体組手で2位になるなど部を引っ張った。
今春、茨城県の企業に就職する。学生時代は長期の休みなどで帰省するたびに子どもらを指導してきたが、社会人になるのを機に「空手からいったん引退」すると決め、古巣での指導もこの日が最後に。
上条さんは「この道場がなければ、空手をやっていなかった。楽しむ心を忘れずに続けてほしい」と後輩たちにエールを送った。
(浜秋彦)

投稿者: mgpress