「待っていた」大盛況 毎週土曜日生産者と交流の場に 中町蔵の朝市始まる 【松本】

松本市の中町商店街振興組合の駐車場(中央3)で毎週開く「中町蔵の朝市」が6日、始まった。1997年に始まった息の長い取り組みで、12月21日までの毎週土曜日午前9時半から開く。開店早々に売り切れることが多く、「日本一短い野菜市」と呼ばれるほどファンが多いのも特徴だ。
初日は同市本郷、岡田、里山辺など東山部の農家約20人が、ホウレンソウやリンゴ、ニンジンなど新鮮な野菜や果実を持ち寄り、開店30分以上前から待ち受ける人も。鐘の音でスタートすると、訪れた人は目当てのものを早々に購入していた。「ようやく始まったね」「元気だった?」「待っていたよ。今年もよろしく」といった声もあちこちで聞かれた。
近くに住む藤原希美さん(54)は母の平沢喜久子さん(82、深志3)と訪れた。「毎回来ている。新鮮でその時その時のおいしいものが手に入る。農家の人との交流も楽しい」
朝市は96年の中町・蔵シック館オープンを記念して開き、翌年から毎年開いている。同組合の佐々木一郎理事長(62)は「売買だけでなく、交流の場にもなっていることが長く続く秘訣(ひけつ)」。農業者のリーダー、赤羽米子さん(69、並柳)は「半分楽しみで、半分商売。野菜市のために作付けする人もいる」と話した。
(八代けい子)

投稿者: mgpress