変わる高校入試を学ぶ

新聞などで目にするこれからの“教育改革”に、不安なママもいると思います。3月30日に松本市で開いたイクトモ春休み特別企画「親子で学ぼうこれからの高校入試」は14組の親子が参加し、変わっていく中学での学習について学びました。新聞を使ったワークショップや先輩ママの話など、豊富な内容から一部を紹介します。

主体的に学び創造力を
英語教育に大きな変化

★中学の勉強はどう変わる?
中学校では2021年度から「新学習指導要領」が全面実施されます。県内で学習塾や予備校を経営する信学会の学習企画課主任、城本豊先生によると、これから社会で必要な力は(1)知識・技能(2)思考力・判断力・表現力(3)主体性・多様性・協働性。3要素を踏まえ「主体性を持って問題に取り組み、新たな価値を創造していく力」の育成を目指すのが新しい学びだそうです。
具体的には小学校5、6年で英語(外国語)が教科になり、中学1年で学ぶ語い数が今までの1・7倍と大幅に増えるところが一番の変化。「大変だと思いますが、同じ学年の子は同じ条件です。1つ先輩の話さえも参考にならないくらい変化があるので、お母さんたちも常にアンテナを立てて情報収集することが大事です」と信学会学力テストセンター担当課長、齋藤嘉克先生はアドバイスしてくれました。
★新聞を使った学び
ワークショップでは信濃毎日新聞土曜日掲載「かいせつゾロリ」の記事を使って、親子で読み取り学習を行いました。4つある記事を読み、興味のある記事を選びます。まずは、分からない言葉を書き出し、辞書で調べ、記事を読めば答えられる問題を自分で10問作成。これはやったことのない親子が多く「こんな問題はどう?」「簡単すぎるかな?」など、親子の会話が盛り上がっていたのが印象的でした。最後は感想や意見を100字にまとめました。
こうした学習は、入試に向けて考える習慣をつけ、幅広い知識を得るために有効だというので、家庭でやってみることをお勧めします。中学生以上になったら、金曜日掲載「ヤンジャ」の記事を。

悩みの答えすぐそばに
ママ友や学校と連携を

★先輩ママの経験談
大学2年と高校2年のお子さんを持つ水橋美貴さん(48、安曇野市)に話を聞きました。「一番母親として悩んだのが中学から高校の6年間」という水橋さん。中学へ入りたての頃は環境に慣れるためにも睡眠を第一に考えたそうです。2人のタイプが全く違い、悩みも違いましたが、答えを出すきっかけはママ友や学校の先生の言葉。「地元の塾の情報や提出物の評価のことなど、悩みの答えは絶対ネットには載っていません」。ママのネットワーク、学校との連携が本当に大事だったそうです。
「ほっといてほしいけれど、ほっといてほしくもないのが反抗期。1人の人間として見ることが大事。親は自分だったらどう言われたら納得するかと考えるくせをつけることが大事」と語ってくれました。
★参加者の感想
▼S君(12、松本市高宮)少し新聞に興味を持ちました。高校入試に備えるように少しずつ読んでみたいと思います。
▼K君(12、同市梓川)中学に入ったら勉強が難しくなると思うけれど、今日の話を聞いて、頑張ろうと思いました。
▼Oさん(同市)入試がどう変わっていくか知りたかったので、分かりやすく説明してくれてよかった。新聞の読み取りの方法も勉強になりました。
▼Hさん(同市)東京から嫁いできて、長野県の高校入試の選択肢の狭さを知り参加しました。大学入試まで見据えた話だったので、知ることで安心することができました。
▼Kさん(同市)先輩ママの話で先々の心構えと子どもへの接し方が分かってよかったです。

(桜井一恵)


投稿者: mgpress