シューフィッター・コンフォートかみむら店長 上村智仁さんに聞く シニアの靴 選び方は

膝に負担をかけない

気持ちの良い季節になり、近くを歩いたり観光地などへ出掛けたりする機会が増えてきました。充実した時間を過ごす一方で、歩いているうちに足が痛くなって楽しめなくなった、靴擦れができたといった悩みを抱える年配者も少なくありません。シニアが靴を選ぶときのポイントを松本市本庄1の靴店、コンフォートかみむらの店長でシューフィッターの上村智仁さん(41)に聞き、同店を含む市内の3店にお薦めを紹介してもらいました。
|店に行くといろいろあって迷う。どんな靴を選べばいいか
「年を取ると、誰もが若い頃より筋力が衰えます。膝への負担を考えると、軽くて適度なクッション性がある靴を選ぶといいでしょう。また、何かにつまずいて転ばないように、靴のつま先が地面から2センチほど上がっているタイプがお薦めです」。
|サイズの選び方は
「足長(かかとの一番出っ張っている部分から、最も長い足指の先端までの長さ)、足囲(親指の付け根と小指の付け根をひもやメジャーで1周した長さ)を店で測ってもらい、そのサイズを基に選ぶのが一番です。できない場合は、靴を履いて、まずかかとをしっかりと合わせ、ひもなどで締める。その状態で立って、足の指を動かし、靴の先端に当たらなければ大丈夫です。
日本人は幅広の靴を選ぶ傾向がありますが、サイズが合っていないと中で足が動き、疲れやすくなったり大きなトラブルになったりすることもあります」。
|靴を新調する以外で快適にする方法は
「インソール(中敷き)の交換です。疲れ予防や外反母趾(ぼし)用などいろいろなタイプがあります。今履いている靴の中敷きを、足裏のアーチをしっかりと支えるものに替えるだけで別の靴のように感じます。ぜひ試してみてください」。

■コンフォートかみむらお薦め フィン・コンフォート

ドイツのメーカー「フィン・コンフォート」のシューズ。「ドイツの靴づくりは、まず足の健康が最優先」と上村店長。この靴も整形外科医と共同開発した手作り品で、外反母趾や扁平(へんぺい)足などを防ぐ目的で、足の形に沿った形状になっている。
また、中敷きは土踏まずのアーチを崩さないように設計。足裏の中央部も支える構造になっていて、疲れにくく膝への負担も軽減されるという。
面ファスナーで簡単に脱着できるのも便利。ソールはすべて交換できる。
3万9000円(税別)。℡0263・34・1210

■シューマート松本村井店お薦め スーパーフィート

米国の2人の足病医学の医師が開発したインソール。かかと部分に付いている樹脂製の頑丈なヒールカップが、かかとを包み込んで足本来の衝撃吸収機能を引き出す。内側のくるぶしの下あたりにサポート感があり、かかと周りの関節の過剰な動きを抑え、足、膝、腰のトラブルの予防や疲労の軽減につながるという。
高坂秀樹店長(58)は「リピーターも増えている。店内での15~30分の無料体験もできます」。
ソールの厚さやアーチの高さによって2種類取り扱っており、いずれも4800円(税別)。℡0263・86・3309

■ボックスオークお薦め MBTランニングシューズ

スイスのメーカー「MBT」の靴は、独特のソール構造により凹凸のある大地をはだしで歩くような「自然の不安定さ」を再現。それに体が無意識に反応し、正しい姿勢の維持に必要な筋肉を活性化する。15年ほど前から日本に輸入され、人気が広まった。
ランニングシューズは2016年から発売。他のMBTは「重い」と感じる人もいるが、これは半分以下に軽量化され、ソールの反りも緩やかだ。大久保強代表(64)は「重さも、値段も半分以下になった。お年寄りでも十分履けるので相談を」。
1万2800円(税別)。℡0263・35・3450

(浜秋彦)


投稿者: mgpress