「令和」日本への期待は? 丸の内ビジネス専門学校で学ぶ留学生に聞く

1日から「令和」時代が幕開けした。
明治、大正、昭和、平成と続く元号は、その時々に起きたことや、自分や家族の生きてきた時を思い出す象徴でもある。元号が替わるとき、終わる時代を惜しみつつ、これからの時代に希望を求め期待を抱く。改元は大きな節目ともいえる。
日本を訪れる外国人や、日本で働く外国人が増える中、今後はよりグローバル化が進む。元号を持たない国の人たちは、「令和」についてどう思っているのだろうか?
そんな疑問を、松本市城西1の丸の内ビジネス専門学校で学ぶ留学生に投げかけた。10カ国の学生に母国語で「REIWA」と発音する文字を書いてもらうとバラエティーに富んだ文字!新しい時代の日本に暮らす上で、どんなことを期待するのかを聞いた。

新たな時代つながりあって

4月から改正入管難民法が施行され、外国人労働者の受け入れ枠が広がるほか、2020年の東京五輪に向けて、さらに訪日外国人も増える見込みだ。
外国人が暮らす環境が変化しつつある中、丸の内ビジネス専門学校では20カ国約100人の学生が日本語を学び、日本で働くことを目指している。民族衣装を身に着け「REIWA」を書いてくれた10人のうち、5人の留学生に以下の質問を投げかけてみた。
(1)日本に元号があることを知っていた?
(2)元号が「令和」に替わった。関心はある?
(3)日本での就職を希望?どんな仕事に就きたい?
(4)新しい時代の日本に期待することは?

★中国内モンゴル自治区・シリンホト出身ゲゲンタナさん(26、国際関係学科1年、在日期間2年3カ月)
(1)YES
(2)YES元号が替わるという、日本人にとって大きな出来事のときに日本にいられるのがうれしい。
(3)YES自分が日本で就職して、「どうやって勉強したら、日本で就職できるか」などを母国の若い人に伝えたい。
(4)留学などで日本に来たい人はたくさんいる。手続きなどをもっと簡単にしてほしい。

★キルギス・オシュ出身ダニアルベク・ウウル・ウランさん(22、ビジネス科3年、在日期間2年)
(1)NO
(2)YESルールの変更とか、変わることがあれば知りたい。
(3)NOキルギスも地震が多い国。今、大地震が起きたら、キルギスの建物はすべて壊れるかもしれない。日本で建築を学んで、キルギスで地震に耐えられる建物を建てたい。
(4)日本の外国人受け入れ制度が変わるのは反対。今、日本にキルギス人が約150人いる。(受け入れ枠の拡大で)日本のルールや言葉など何も分からずに来て働き、何か悪いことをしたキルギス人が1人でも出たら、日本にいるキルギス人が悪者になってしまうのではないか、と心配している。

★韓国・ソウル出身ファン・シンヘさん(35、国際関係学科1年、在日期間約4カ月)
(1)YES
(2)YES「令和」という漢字は日本人にとってどんな意味があるのか知りたい。
(3)YES韓国ではテレビ局のアナウンサーとして働いていた。日本でも同じような仕事がしたい。松本の街が大好きなので、松本にあるテレビ局で働ければ。
(4)韓国と日本は近い国。日本人や日本の文化などを好きな韓国人はいっぱいいるのに、なぜ、国同士は仲が悪いのか。新しい時代には仲良くなってほしい。

★チリ・サンティアゴ出身セバスチャン・ビゲラさん(27、ビジネス科3年、在日期間2年)
(1)NO
(2)NO
(3)どちらともいえない日本で学んでから、母国で語学やパソコンなどのスクールを開きたい。チリのワインソムリエの資格を持っているので、日本に限らずどこかの国でレストランを開きたい。
(4)日本に来て、一番驚いたのは、あるコーヒーショップに行って英語が全く通じなかったことだ。日本人はあまり他の国の言葉をしゃべらない。もっとコミュニケーションを取りやすい国になってほしい。

★スリランカ・クルネーガラ出身ワットサラクマリさん(29、ビジネス科2年、在日期間1年)
(1)NO
(2)YES何か国のルールなどが変わるのか知りたい。
(3)YES日本のホテルで働きたい。スリランカの紅茶を輸入する会社を設立したいとも思う。
(4)スリランカには、日本に行ってみたいと思っている若い人はたくさんいる。しかし、訪日ビザの審査が厳しすぎる。もっと簡単に受け入れてほしい。

(浜秋彦)

投稿者: mgpress